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2020年12月26日土曜日

野鳥観察(7)

朝まだき、「日の出」(東京 6:49)の前に、野鳥観察に出かける。外気は0℃近くでまことに厳しい。完全な防寒着とマスクに護られているものの、マスクから漏れる息のためメガネが白く曇る。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

集合場所に近づくころには空は白み、野鳥観察に差しつかえないほどになった。今年最後の観察会のためか、集まりはいつもより若干少なめのよう。とはいえ来年(2021年)の観察会は、年初早々からとのこと、まだまだ寒いだろうが・・・。

ところで、いままで双眼鏡の使い方に難儀していたが、今日驚くほどピタッと野鳥が視界におさまった。まさに怪我の功名とでもいうべきかもしれないが、先日の寝違いで首の動きが固まってしまい、かえって対象をしっかりと正面に見据えることになり、鳥の姿を鮮明に視野に収めることができた。

とはいえ「見える」と、「同定する」とは大違い。会員の方に指差された先にいる野鳥が見えるといった具合でしかなくて、鳥の形態・生態をしっかり見極める余裕はまだない。なにしろ鳥はすぐに飛んで行ってしまうことが多い。見えるようになることから始まるのだが。
そんなとき、来年早々に「はじめてのバードウォッチング」講習があると教えてもらった。ぜひとも参加したい。

さて今日の観察(あくまで初心者の目に入った野鳥)
ヒヨドリ: だんだん大きく(中型に)見えるようになった。見慣れたせいだろうか。
キジバト: 飛ぶ群れが空中で反転するとき、朝陽に腹が薄紅色に一瞬輝いて見えた。
アオジ: 川岸に腹の黄色の姿が見えた。(指されて初めて見る)
カワセミ: 葦の枯れ枝にじっと留まっていた。(指されて気づく)
ハクセキレイ: 近くの地面に降りているのを見る。(人への警戒心少ないとのこと)
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ゴイサギ: 勢いよく低く飛んでいった。私としては初めて見る。(野性味を感じた)
カルガモ: 川べりにたむろしている。(似たカモ仲間がそばにいたら同定に自信ない)
アオサギ: 逆光のため、アオというより灰色に見えた。


身近な公園に、生き物たちがこれほど豊かに生を営んでいるのにようやく気づく。当たり前の風景、鳥とか植物とか虫といったくくりでしか見てこなかった。歳がしみじみ気づかせてくれる。

春が近づいているようだ。公園の木立の中にある「ウメ」の木に花が咲き始めた。光が十分でないところで、小さな花の姿が多々見えた。「コブシ」も花芽が膨らみ毛で覆われている。