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2020年11月28日土曜日

野鳥観察(6)

早めに起きて、きょうの野鳥観察の準備をする。といっても、がっちりした冬服、防寒着に衣替えするだけだが。対策が効いたのか、外に出れば思った以上に寒さを感じない。まだまだ酷寒といえるほどでもない。午前7過ぎの気温は、7℃半ばを超えていた・・・。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

連日、撮影した野鳥の写真や動画を会員へメール配信してくれるベテランの方がいる。着信のたび、さまざまな画像(野鳥カレンダーにして欲しいほどの出来映え)を拝見するのを楽しみにしている。そして、この時期のフィールドに、実に豊富な野鳥がいることを知る、感謝。
写真を見て、野鳥「ジョウビタキ」のメスが実に愛らしいのに気付いた。鳥の世界では、メスの気を引くためにオスが羽などを美しく着飾っていると教わったが、かえって飾らぬメスの姿に目が留まった。スズメほどの小鳥で、クルリとした目をしている。

ところで、きょうの観察会は珍しく少人数でスタートした(途中から数名が加わったが)。会員のみなさんは寒気を用心したのだろうか、それとも新型コロナウィルスを恐れたためか・・・。おじさんたちは、気にもとめず公園内を巡った。朝の木立の下に落ち葉が積もり、それが醸し出す香りが実に心地よい・・・早朝観察の特典である。

ベテランの解説をうかがいながら、今回の観察成果は次の通り。(私の双眼鏡・視野におさまった範囲だが)
・混群: 冬場、シジュウカラなどを中心に複数種の野鳥が群がる集団、一本の大樹でも見られるとのこと
・「シジュウカラ」: 頬が白い、ジュジュと鳴くのが聞こえた
・「ヒヨドリ」: 独特な波状飛行、国内留鳥で昔は山鳥だったが現在都市部でも見られる
                        また、タカを恐れて海面すれすれを飛翔するとのこと(海峡渡り)
・「ツグミ」: 一本の木に10数羽、グラウンドに多数群がる、数歩跳び歩いて背筋を伸ばして止まる
・「モズ」: 枝につんと立ったようにとまる
・「カワラヒワ」: 遠く群れて飛翔、反転するとき羽(内側)が朝陽に照らされて一斉に白く反射する
・「ハクセキレイ」: セキレイのなかで、普通に繁殖して普通に見られるとのこと
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・「カルガモ」: 15羽近くいた(今年は多数無事に育った)、着水するときの音が勇ましい
                         草食でドングリや水草など食べるそうだ
・「アオサギ」: 朝陽を受けてグェ~と鳴きながら飛んできたのに驚く、野性味を感じた

鳥は動く。双眼鏡におさまっても、ㇲッと飛んで行ってしまう。まして飛翔しているものを追いかけるのは難しい。それでも回数を重ねていけば少しは分かるかもしれないと願っている。

2020年11月19日木曜日

テス兄貴

「トロット(韓国演歌)の皇帝」といわれる歌手羅勲児(나훈아、ナフナ)の歌「テス兄貴」が話題になっている。

(本ブログ関連:”ナフナ”)

「テス兄貴」のテスはソクラテスの意で、朝鮮日報の記事に「ソクラテスに『兄貴』と呼びかけ、人生について問いかけるという歌詞の羅勲児の曲」、中央日報の記事に「テスとはソクラテスの略語。哲学者ソクラテスに生活の困難を吐露する内容の曲」と注釈されている。歌詞にはドラマ性もあるが、なぜソクラテスなのかは正直分らない・・・人生の難解さに例えられているようでもあるが。

庶民の心情を歌っているとして、韓国内の政治談議に使われている。女性外相に(本来の政治的な)自覚を求めることに、あるいは独特な韓国の家賃制度対策に副首相が矢面にたっていることに、この歌がマスコミや国政の中で以下のように語られている。とはいえ、エリートが敵対する相手(エリート)に、庶民の歌を利用することが果たして正解なのかは知らない。

ところで日本では、羅勲児のカタカナ表記を「ナフナ」とするケースが多い。姓名を区別して「ナ・フナ」とする例はわずかだ。一般に外国人のカタカナ表記で、姓名を区分するのに使われる中黒(・)が、彼の場合なぜないのか訳を知りたいところだ。


■朝鮮日報/朝鮮日報日本語版の記事
「康京和、女性であることのせいにするな…ただ本人が無能なだけ」(梁昇植(ヤン・スンシク)記者、2020/11/18 07:18)から抜粋
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/11/18/2020111880001.html
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朴宣映(パク・ソニョン)元議員、康京和(カン・ギョンファ)外相の「女性だから…」発言を批判

朴宣映氏は「自分の能力不足なのに、恥もない」「最近(韓国の有名演歌歌手)羅勲児(ナ・フナ)が、いや全国民が一様に『テス兄貴』(ソクラテスに『兄貴』と呼びかけ、人生について問いかけるという歌詞の羅勲児の曲)を追い求めるのかやっと分かった。あなたは自分自身のことを知るべきだ」・・・
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■中央日報/中央日報日本語版の記事
「【コラム】韓国政府、「むしろ何もするな」」(ムン・ビョンジュ経済EYEチーム長、2020.10.19 14:12)
https://japanese.joins.com/JArticle/271327
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住宅問題で国民が苦しんでいる。韓国鑑定院によると、9月の全国住宅の伝貰(チョンセ、契約時に一定の金額を賃貸人に預け、月々の家賃は発生しない不動産賃貸方式)は0.53%上昇した。5年5カ月ぶりの最大幅だ。国土研究院の調査の結果、9月の全国の伝貰市場消費心理指数は123.9だった。2015年10月(127.8)以降の最高値だ。今月に入ってからも第2週基準でソウルのマンションの伝貰金は67週連続の上昇となった。夏に契約更新請求権と上限制を骨子とする改正賃貸借法が施行されると、上昇の勢いがさらに強まった。

政府・与党はこうした伝貰物件不足を解消するための追加対策を検討し始めた。居住者保護案が議論されている。これについて「洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相救助」という声が出ている。ソウル麻浦(マポ)に伝貰で暮らす洪楠基経済副首相が居住中のマンションの伝貰期間を延長できなくなったうえ、売却契約までしていた義王市のマンションは借家人の契約更新要求で売れなくなったという事実が伝えられた時期と対策が議論された時期が重なっているからだ。

洪副首相はインターネット上で笑いの対象となっている。伝貰物件を見るために並ぶ人に洪副首相の顔を合成したパロディ写真が登場した。「一国の副首相として清吏の象徴のようだ」「麻浦区(マポグ)の家主の皆さん…伝貰契約をしに来れば事情を配慮してほしい」などのコメントが不動産コミュニティーに書き込まれている。各種不動産規制を管轄する官僚がむしろその規制で「伝貰難民」になった状況を皮肉っているのだ。

洪副首相は「伝貰金の上昇の要因について関係部処間で綿密に点検・議論していく」と明らかにした状態だ。与党と歩調を合わせて文在寅(ムン・ジェイン)政権の24回目の不動産対策を用意するという意味と考えられる。しかし不安だ。対策がまた副作用を招かないか心配する声が出ている。テス兄さん(韓国有名トロット歌手ナフナの最新曲。テスとはソクラテスの略語。哲学者ソクラテスに生活の困難を吐露する内容の曲)に尋ねればこう答えるかもしれない。「むしろ何もするな」。
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■ハンギョレ新聞の記事
「『テス兄貴』響いた国政監査場、『麻浦区ホン・ナムギさん』が召喚された」(チム・ミョンソン記者、10-16 18:26初)
http://www.hani.co.kr/arti/economy/property/966109.html
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16日に開かれ、国土交通省、国政監査では、歌手ナ・フナさんの新曲「テス兄貴」が鳴り響いて、「麻浦区に住むホン・ナムギさん」*が伝貰難民事例として登場するなど、最近不安様相を見せている伝貰市場をはじめとする政府の不動産政策に野党議員の批判があふれた。

(*)「麻浦区に住むホン・ナムギさん」とは、まさに副首相のことで・・・

 この日、ソン・ソクジュン「国民の力(党)」**議員は、政府世宗庁舎で開かれた国土部国政監査でキム・ヒョンミ長官の質疑に先立ち「テス兄貴、世の中はなぜこうなんだよ、なんでこんなに辛どいんだ」というナ・フナさんの新曲「テス兄貴」の部分を流した。続いて「大衆歌謡には、国民の心、時代精神が込められている」とし、「数回続く住宅政策で、国民の生活は苦しくなった」と述べた。

(**)「国民の力(党)」は最大野党
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テス兄貴!(테스형!)」 ナフナ(羅勲児、나훈아:作詞・作曲とも)

어쩌다가 한바탕 턱 빠지게 웃는다
たまに、ひとしきり笑いこける
그리고는 아픔을 그 웃음에 묻는다
そして、痛みをその笑いにそっとしまう
그저 와준 오늘이 고맙기는 하여도
ただ、来てくれた今日はありがたいけど
죽어도 오고 마는 또 내일이 두렵다
死んでもやって来るまた明日が怖い

아 테스형 세상이 왜 이래 왜 이렇게 힘들어
あぁ、テス兄貴、世の中はなぜこうなんだよ、なんでこんなに辛どいんだ
아 테스형 소크라테스형 사랑은 또 왜 이래
あぁ、テス兄貴、ソクラテス兄貴、愛はまたなぜこうなんだよ
너 자신을 알라며 툭 내뱉고 간 말을
汝自身を知れと ぽんと吐き捨てて行った言葉を
내가 어찌 알겠소 모르겠소 테스형
俺が分かるはずがないよ、テス兄貴

울 아버지 산소에 제비꽃이 피었다
うちの親父の墓にスミレの花が咲いた
들국화도 수줍어 샛노랗게 웃는다
野菊もはにかんで真っ黄色に咲きほころぶ
그저 피는 꽃들이 예쁘기는 하여도
ただ、咲く花が美しいことはあっても
자주 오지 못하는 날 꾸짖는 것만 같다
よく来られない俺を叱っているようだ
아 테스형 아프다 세상이 눈물 많은 나에게
あぁ、テス兄貴、痛い世間が涙もろい俺に
아 테스형 소크라테스형 세월은 또 왜 저래
あぁ、テス兄貴、ソクラテス兄貴、歳月はまたどうしてああなのか
먼저가본 저세상 어떤 가요 테스형
先に行ってみたあの世はどうですか、テス兄貴
가보니까 천국은 있던 가요 테스형
行ってみたら天国はあったんですか、テス兄貴

아 테스형 아 테스형 아 테스형 아 테스형
あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴
아 테스형 아 테스형 아 테스형 아 테스형
あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴、あぁテス兄貴

( ナフナの「テス兄貴!」ミュージックビデオ)
(Youtubeに登録のDanalEntertainmentに感謝)


■聯合ニュースの記事(日本語版)
「[韓流]BTSよりナフナ MVがユーチューブで1位」(hjc@yna.co.kr、10.23 11:10)
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20201023001500882?section=search
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【ソウル聯合ニュース】韓国のベテラン歌手、羅勲児(ナフナ)の新曲「テス兄さん!」(原題)のミュージックビデオ(MV)が動画投稿サイト「ユーチューブ」の韓国人気MVチャート(集計期間:10月9~15日)で1位を記録した。BTS(防弾少年団)やBLACKPINK(ブラックピンク)など世界的な人気を誇るアイドルグループのMVを抑えての首位獲得となった。

 同曲は8月にリリースしたアルバムの収録曲で、哲学者ソクラテスを「テス兄さん」と呼びながら世知辛い世の中を嘆く歌詞が特徴。KBS第2テレビが秋夕(中秋節、今年は10月1日)に合わせて特別公演として企画し、先月30日に放送した羅勲児の単独コンサートで披露されてから中年層だけでなく若年層からも爆発的な関心を集めた。韓国の音楽配信サイト、ジニーミュージックではストリーミング数が前週に比べ3733%増加した。
 MVの再生回数は22日現在、745万回を超えた。
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2020年11月17日火曜日

野口宇宙飛行士 ISS到着

昔、日本人ノーベル賞受賞者は、元旦の新聞紙面第一面に囲み記事のかたちで日本のあるべき姿を語った。専門分野が物理学であっても、ノーベル賞の権威は高く重く受けとめられていたし、読者は彼の発言から指針を感じとっていた。それほど貴重な存在だった。

日本で受賞者が増えると、週刊誌記事もふくめて、研究業績だけでなく個人のプライバシーにまで話題がおよんだりした。受賞者を高踏な言葉を語る存在から、庶民の側に引っ張り込んだ。もちろん誰も彼ら受賞者を近所のおじさんと同じだと思ってはいないが。それでもだいぶ近くなった。

JAXA所属の宇宙飛行士たちの場合もどうやらそのようだ。宇宙飛行の回数が重なるたび、アストロノーツ(宇宙飛行士)といったSF的な響きから、身近に見える宇宙飛行士としてとらえるようになった。今も子どもたちにとって、あこがれの存在であることに変わりはないが。

(本ブログ関連:”JAXA”)

今回の野口聡一宇宙飛行士の、宇宙飛行の場合もどうやらそうらしい。あたり前のようにリフトオフしてドッキングした。マスコミは大騒ぎしなくなった。(3回目の宇宙飛行であり、2度目のISS長期滞在になる - 今回は半年間予定、前回は161日間滞在)

(本ブログ関連:”野口聡一宇宙飛行士”)

でも、スペースX社の大型ロケット「ファルコン9」とともに打ち上げられた宇宙船「クルードラゴン」で、国際宇宙ステーション(ISS)へ飛び立った光景はどこか違う。ロケットも宇宙服も宇宙船もみんなSF映画のセットのようにスマートなのだ。ロケットの一段目は、切り離した後に逆噴射して地上に舞い戻った。宇宙服にいたっては、もしかすると戦闘機パイロットの耐Gスーツよりも軽快に見えてしまう。大きく変わったというのに・・・。


(資料)

JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の記事(2020年・令和2年11月16日)
https://www.jaxa.jp/press/2020/11/20201116-1_j.html
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国際宇宙ステーション長期滞在クルー 野口聡一宇宙飛行士搭乗のクルードラゴン宇宙船(Crew-1)の打上げについて

米国スペースX社は、野口聡一宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)を、以下のとおり打ち上げ、所定の軌道に投入しましたのでお知らせします。
1.打上げ日時: 2020年(令和2年)11月16日(月)9時27分(日本時間)
                                    11月15日(日)19時27分(米国東部時間)
2.打上げ場所: 米国フロリダ州ケネディ宇宙センター 39A射点
3.国際宇宙ステーションとのドッキング予定日時:
                        2020年(令和2年)11月17日(火)13時00分(日本時間)
        11月17日(火)4時00分(世界標準時)
4.搭乗員: Crew-1コマンダー マイケル・ホプキンス(NASA)
                Crew-1パイロット ビクター・グローバー(NASA)
                ミッションスペシャリスト 野口聡一(JAXA)
                ミッションスペシャリスト シャノン・ウォーカー(NASA)
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クルードラゴン宇宙船「レジリエンス」(船名)は、17日午後1時ごろ(日本時間)、ISSにドッキングした。

NASAの記事(米:2020年11月17日)
https://www.nasa.gov/press-release/nasa-s-spacex-crew-1-astronauts-arrive-at-space-station-nasa-leaders-and-crew-to
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SpaceXクルードラゴン・レジリエンスは、(米国東部標準時)月曜日(11/16)の午後11時1分に国際宇宙ステーションにドッキングに成功し、NASAの宇宙飛行士マイケル・ホプキンス、ビクター・グローバー、シャノン・ウォーカー、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の野口聡一宇宙飛行士を輸送しました。
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2020年11月15日日曜日

自然観察(4)樹木も水鳥も花も

今日の都心の最高気温は、昨日の22.2°Cに比べて、18.6°Cと低く冷えた。朝方ひんやりして、自然観察会へ出かけるのに身構えたが、会のみなさんの後を付いて歩くうちにじんわり汗ばんできた。寒気はさほどでなく、日向を歩けば結構温かい。

(本ブログ関連:”自然観察会”)

いつもの観察順路なのに、公園の広場がこんなに広々していたかとあらためて気づかされた。普段、見ているようで見ていない・・・樹木も水鳥も花も、そして広場の景観も!

これまで参加した回(わずか4回だが)の中で、今回は最多のメンバーが集った。そのためいくつかのグループに分かれて観察することになるわけだが、中でも初心者に居心地よさそうなグループに加わった。ベテランリーダーの丁寧な解説に感謝。

ところで、月1回の観察会とはいえ、4回目ともなると知ることが増えて正直オーバーヒート気味。どうやら知恵熱でも発症したようだ。観察中に、リーダーの解説を手帳に書き留めていなかったら何も残らないことになる。記録は大切だ・・・ただ、それが一過性(書いただけ)に終わってはならないと自戒する。

以下、手帳に記したものから関心あるものを書きうつす。(聞き間違えなどはご容赦を)

ナラの木類の虫害ナラ枯れ) ・・・ 樹木・虫
カシノナガキクイムシによる虫害の掲示があって、公園のナラの木も例外でない。
・一般の森林では対処法がなく放置のため、問題が大きくなっているようだ。

ダイサギ(白色)・・・ 水鳥
・ダイサギ:くちばしが冬に黄色→夏に黒色、足は黒色、国内で繁殖(公園で観察できる)
・チュウサギ:夏場に見られる
・コサギ:くちばし黒色(公園で観察できる)

ヒマラヤスギのまつかさ ・・・ 樹木
・まつかさはバラバラに砕けるが、上部未成熟部分は残り装飾材(シダーローズ)になる
・まつかさを振って花粉をルーペで観察すると、ミッキーマウス型が見られる(未見)

冬咲きの十月サクラ ・・・ 樹木
・日本の野生種は10種くらい(11種の説あり)
・野生種を掛け合わせて園芸種が作られた
  - ソメイヨシノ
      エドヒガンザクラ + オオシマザクラ (この同じ親から複数園芸種が生まれている)
・冬に咲くサクラ(花:十月サクラは一重に近い、他は八重)
  - 十月サクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ
  - コブクザクラ:(エドヒガン + シナミザクラ などの説)
  - 冬サクラ: オオシマザクラ(純白)+ マメザクラ 
  - 四季ザクラ: エドヒガンザクラ + マメザクラ

クリの木のいが(毬)・・・ 樹木・害虫
・いがの棘は枝分かれしている
・害虫のクリタマバチに対抗して品種改良したが、クリの味が落ちるという
・クリの穂の穂先大部分は雄花、穂の元に雌花があって実になる(雄花だけの穂もある)

ムクの木 ・・・ 樹木
・干しブドウのような黒い実を食べる(甘いという感想があるが)

クヌギの実 ・・・ 樹木・害虫
・クヌギのドングリから、クヌギシギゾウムシの幼虫が外に出るために開けた穴が見える

クスノキ ・・・ 樹木
・常緑であるが茶褐色に黄葉して冬場は残り、春に新葉が出るのに合わせて落葉する


その後、自然観察園内で植物を主に観察した。この時点で頭が飽和してしまい、写真の記録にとどめたが鮮明な写真が撮れていないのが残念。

リンドウ
ムサシアブミ(花)

2020年11月7日土曜日

野鳥観察(5)

朝の野鳥観察会に参加するため早目に家を出た。途中、民家の庭木をかすめる鳥が「チッ・チッ、チッチーチッチーチッチー」と鳴くのを聞いたが、姿かたちの記憶はおぼろでしかない。

(本ブログ関連:”野鳥観察会”)

天気がよく、いつも通りの観察コースを巡った。樹間をくぐれば森林浴、小川の岸辺をたどれば川風の通り道を感じる・・・とはいえ、本当はみなに追いつくのが精いっぱい。

今回の観察成果は次の通り。(あくまで、私の双眼鏡・視野におさまったもの)
・「ヤマガラ」: ベテランに指さされた枝先にいた。双眼鏡で見たが、逆光でおぼろ・・・。
・「カワラバト(ドバト)」: 遠くの上空を群れて飛んでいた。(伝書鳩が野生化したものとのこと)
・「アオサギ」: 堤の下でじっと留まり・・・皆が土手から見おろしてもたじろぐことはなかった。
・「カルガモ」: 図鑑の写真よりも羽模様がくっきりしている。(この仲間はくちばしの先が黄色とのこと)

水鳥は水辺にたむろし、水の流れに似てせわしくないので、ゆっくり観察できるが、飛ぶ鳥は(飛んで当たり前だが)追跡するに眼力が足りず、ベテランに尋ねるばかり。そんなとき、初心者にとって大切な観察ポイントを次のようにアドバイス受けた。
① 体の大きさ(次のいずれかを目安に観察する)
    スズメ < ヒヨドリ < ハト < カラス
② 飛び方(次のいずれかを目安に観察する)
    - 小さく羽ばたき続ける
    - 小さく羽ばたきながら、途中で羽ばたきを止め下降した後、羽ばたきを再開して上昇するを繰り返す
    - ゆっくり羽ばたきしながら進む
    - ほとんど羽ばたきがなく滑空中心
③ 体の特徴(羽の色や模様、くちばし・足の色などを目安に観察する)

(注) 鳴き声による判定は初心者に難しい・・・まず上記①~③から始めるとよいとのこと。

「スズメ」の話題(ベテランの方からうかがった話)
私たちの子ども時代には「スズメ」は珍しいものではなかったが、最近姿が減っているという。藁葺(わらぶき)屋根の農家が減り、スズメの巣の材料となる藁が乏しくなったこと。近ごろの民家には、スズメが巣を作る隙間がない・・・などのためだそうだ。スズメを見たことがない小学生が増えているという。時代はどんどん変わっているようだ。