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2019年11月9日土曜日

(雑談)みかん

寒い季節に暖かい部屋にずっといると乾燥して、ひんやりしたみかんを食べたくなる。とりわけ炬燵で食うみかんは最高だった。少々酸味のきいた甘い香りは口元をスッキリさせる。なにより水分だけでなく、ビタミンCの補給にもぴったりだ。このごろ、みかん販売の案内メールが来るが、配送時期は今月中旬からという。

例年、駅近くの果物屋で箱詰めのみかんを購入する。ぎっしり詰まっているので、自宅に持ち帰ると直ぐに取り出す。押し合いへしあいの状態のままにして置くと傷つきやすいからだ。それらを茶箪笥の隙間にあちこち並べる。少しずつ減っていくのを確認しながら口にするのは面白い。

昔のみかんは酸っぱかった。だから、缶詰のみかんは(実はシロップのおかげだが)格別に甘く、子どもにとって美味かった。最近は品種も増え、適度に甘くジューシィで、いろいろな味覚を楽しめるようになった。

そうなると酸っぱいみかんを懐かしく思い、果物屋に並んだ中から実の固めのものを選ぼうとするが・・・。昔は早出しだったのだろうか、実の固いものは酸っぱかったと記憶する。結局、実の柔らかそうなものを選んでしまうことになる。
今は見かけなくなったが「インドりんご」があった。実がさくさくする感蝕がして適度に甘味があり、酸味と固さはなかった。そんな記憶が重なり合っているからかもしれない。

ところがYoutubeに、みかんのプロらしい方が美味いみかんの探し方を紹介していて、皮がぴったりはりついている方がよいというのだ。それでも合点がいかず、比較して口にしようという気もない・・・頑固なのか億劫なのか。