ブログ本文&資料

2019年10月30日水曜日

シロヨメナ

きのう(10/29)は寒かった。今月に入って、東京都心の日ごとの最高気温で一番低かったのではないかと思ったが、実は10/25と同じ 16.3℃ だったのだ。ならば、翌日との気温差はきょうの方が大きいのではと思ってみれば逆だった。
・10/25: 最高気温 16.3℃  ⇒  翌日10/26: 最高気温 24.5℃(気温差 8.2℃)
・10/29: 最高気温 16.3℃  ⇒  翌日10/30: 最高気温 22.7℃(気温差 6.4℃)

陽射しは結構きつくて(きょうの方が暖かいと思うことにして)、久し振りに自然観察園へ出かけた。観察園の脇に沿った小川は、きのうの雨で水かさを増し、流れも今まで見たことのないほど速く感じた。そこへ崖線からの湧水が激しく噴出して小川に注ぎ込んでいた。

(本ブログ関連:”自然観察園”)

観察園の中心部分は湿地があって板橋が巡っている。普段、乾燥した地面に、湿った柔らかさを想像するだけだったが、今回は辺りがすっかり水没して、その澄んだ水の下に野草が見えるといった幻想的な光景になっていた。(それを写真に上手くおさめられないのが残念)

ところで、今日観察した野草はキク科の花ばかり。どれも姿が似て見れば見るほど混乱してくる。じっと目を近づけて見比べるばかり。写真は「シロヨメナ」で、観察園の入り口に置かれたリーフレット(地図と名前を記す)で見当をつけたのだが、手元の初心者用<野草図鑑>には載ってない。ネットを参照して確認することになる*。中心の管状花が膨らんでいるのが特徴的。とはいえ、白く小さく咲く様は地味である。
(*)自然観察センターで配布の色刷りリーフレット「公園で見られる野菊」がある。

シロヨメナ
他にもキク科の仲間がいて、観察園の随所に目立つのが「ユウガギク」だろう。花は白色から薄青紫色まで、群がったり、ぽつんと咲いている。薄青紫色に小さく咲くのを見ると気が引かれるものだ。また、もう少し紫色を強調した「コンギク」がある。こちらは少々主張が強いよう。一輪でも美しさを見せる、そんな花・・・あくまで感想だが。

野草の花は見るほどに美しい、もっと知りたいと、なぜかこの歳になって気付いた。