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2019年11月5日火曜日

(雑談)趣味的なこと

定年後にやってみたいことのアンケートに、本気度は別にして昔のおじさんたちが思い浮かべたものは、<喫茶店>とか<古本屋>だった。のんびりした時代、まんざらでもない夢だった。

冷徹なコンサルタントは、これからの時代、客待ちの仕事なんて経営として成立しませんよといった。実際、個人営業で<喫茶店>や<古本屋>を成功したという話を聞かない。定年後に、趣味的にやっていけるほど甘い仕事ではないようだ。

趣味に限定すればやれることはある。受動的な趣味ならばさらに大丈夫だ。映画は作れなくても、しろうと映画評は誰にでもできる。絵画を描けなくても、美術展を巡ることは誰にでもできる。趣味的であるというのは、対象と適当な距離にいるということなのだ。

なにより趣味的なことは、いつでも始められるし、いつでも止められる。そのタイミングに人生をかける決意も必要ない。また関心が冷めても人生に挫折することもない。趣味的なことは、その意味で楽しみ気楽なものだ。

あしたから、健康体操教室を復活させようと思っている。この場合、趣味的というより体力維持の方かもしれないが。

(本ブログ関連:”健康体操教室”)