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2019年9月19日木曜日

「身近な雑草の愉快な生き方」

公園にある「自然観察園」で紹介される草花を見ていると、たしかに野の草々に違いないが、この環境で育ったればこそのエリートのような気がしてくる。もちろん、観察園にはこれからも訪れて観察するつもりである。

同時に、道端に咲いている雑草の花にも気になるものだ。今日も、タデ科の植物だろうか、まるで穂先に薄紫の小さな花弁が群集している姿とすれ違ったりすると、一瞬目がとまったりする。雑草とはいえ、微風に優雅に揺れている様は気になるものだ。

先日、書店で楽しい文庫本と出会った。見なれた雑草について、植物学者か(一般読者にとって)裏話のような話題を提供してくれる、ちくま文庫「身近な雑草の愉快な生き方」(稲垣栄洋著、静岡大学教授)の最初の話は「スミレ」だ。花弁の不思議な構造や、実(花粉や種)と昆虫(アリやハナバチ)の関係の不思議さを教えてくれる。子どもたちにも聞かせたい。そして、彼らが関心を持ってくれたらどんなに素晴らしいことだろう。

次のYoutubeで、稲垣栄洋氏が「ヨモギ」の <葉> について記した、上記文庫(「身近な雑草の愉快な生き方」)の話を、NHKの老人向け深夜番組「ラジオ深夜便」で直接聞くことができる。文庫本には、まだまだ他の雑草の生存戦略について、絵入りでたくさん紹介されている。雑草がもっと身近になる。

(登録者の注に「写真はヨモギではありません」とあるのでご注意を)

(Youtubeに登録のroy0135に感謝)