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2018年11月21日水曜日

(雑談)通り道で二つのこと

陽が傾くころ外出した。西陽のまぶしい通り道を一匹の若い猫が悠々と横切った。視線を歩みのまま保ち、周囲に臆することはない。堂々とした振る舞いだ。小型トラックが迫って来ても一瞥もしない。むしろトラックの方が、猫の渡り切るタイミングに合わせてスピードを緩めた。

よく、夜行動物が夜道に飛び込み、自動車のヘッドライトに照らされて足が止まることがある。光に反応して硬直するからといわれる。夜も行動する猫だが、明るい日中の行動は動じることがなく動き続けるように見える。たいしたものだ。

横丁を曲がったとき、狭い道幅いっぱいにトラックが止まっているのが見えた。ある住宅の解体工事中で、その廃材をトラックに積み込んでいる最中だった。何度か通ったことのある道なのに、以前どんな家があったか検討もつかない。考えてみれば、そんな例はしょっちゅうだ。

トラックの横を通り過ぎようとしたとき、荷台の上と下で二人の男が大声で話していた。でも言葉が聞き取れない。ヘルメットを深く被っていたので気付かなかったが、どうやら彼らは外国人だった。最近、工事現場で外国人労働者が働いている光景をよく目にするようになった。

日本が将来どうなろうとも、はっきりいえることがある。猫は昼間に悠々と道を横切るだろう。