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2018年8月24日金曜日

イ・ソンヒ 「街の眺め」

街の夕焼けが美しかった。まだ西の空に青味が残り、それと対比するように、雲の後ろから夕陽が放射して天に広がった。白い明かりは、次第に勾配して赤い光となって雲を染める。そんなとき、心に浮かぶのは東洋風の宗教的な色彩といった方がよいかもしれない。あまりの美しさに遭遇したとき、反応はごく自然な回路につながる。自分の生きてきた世界の中に美しさを探してしまうのだ。そう、彩雲輝く「来迎図」やいかに。

そんな大げさなことではなくて、街を気取って歩くのも悪くない。イ・ソンヒの15集に所収の「街の眺め(거리 구경)」(2014年)は、もちょっと女性雑誌にありそうな洒落た街歩きのようだが。

(本ブログ関連:”街の眺め”)

ウェブマガジン「IZM」(2014年4月、投稿者ソ・スングン)に、この歌について、次のよう紹介されている。
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タンゴとフォーク、そしてジャズのスキャットが似合う「街の眺め」で披露している各楽器の音の黄金率は、今回のアルバムに多くの真心と努力が入り込んでいることをのぞかせる重要なトラックだ。
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歌の場面は、実際は、昼下がりのようで、陽ざしの眩しいころ。おじさんはしたことがないけど、カフェテラスで気取ってなにやら飲んでいる光景が浮かぶじゃありませんか。


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