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2018年4月8日日曜日

(資料)韓国の国語辞典の現状

手持ちの韓国語電子辞書は、以前、ソウルの教保文庫で購入した韓国CASIO製の「EX word」で、韓国の日本語学習者のためのものだ。主コンテンツに日韓・韓日辞書「Prime」があって、日本語対訳のため日本版の辞書感覚で使える。

この辞書には、英語辞書「e4u」、中国語辞書、当然ながら韓国の国語辞書がある。とはいえ使いこなしていない。韓国の外来語を確認するため、英語辞書を参照したりすることはあるが、ネット検索の方がよほどに楽で便利である。

ところで、韓国語の専門家から、日本には韓国語研究の伝統があり、韓国語表現について、韓国版よりも重厚な辞書があると聞いたことがある。素人ゆえ、それ以上知る術はないが。

現在の韓国の一般的な国語辞書の流通を、朝鮮日報(日本語版)の記事「【コラム】国語辞典の差、韓日の知力差」(4/8、金泰翼 論説委員)は、次のように紹介している。(抜粋)
音楽の流通がCDからオンラインに変わったように、辞書も紙からオンラインに変わったという。
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 韓国では国語辞典という市場自体が死滅した。人々がポータルサイトを利用するからだ。出版社の辞典チームは解体された。それゆえ、改訂競争で辞典の質を高める機会も消えた。国民の税金で設立した国立国語院の標準国語大辞典は1999年の初版発行以降、一度も改訂版を出していない。オンラインでも本格的な改訂はなされていない。載せるべきものと載せなくてもよいものを区別できず。単語の最も正確な意味も盛り込まれていないという批判が根強い。オンライン辞典が大勢ならば、読者がオンライン国語辞典の誤りを指摘し、修正を求めて声を上げなければならない。国語辞典の差が韓国と日本の知力の差をもたらすと思うと恐ろしい。
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(参考)
上記記事にとりあげられた「広辞苑」: 毎日新聞の記事「岩波書店『広辞苑』10年ぶり改訂 担当者が明かす知られざる魅力」(2018年1月4日)。