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2018年10月13日土曜日

釣瓶落とし

昼間出かけるとき、ヒンヤリした気配を感じて薄手のセーターを着ることにした。曇り空の街路は思った通り空気が冷たく、冬間近を感じた。そして帰り道(午後7時ころ)にはすっかり暗くなって、木枯らしも遠くないと思ってしまった。苦手な冷え具合に、どうも前向きになれない。

日本気象協会(tenki.jp)の記事「秋の日は釣瓶落とし 秋らしく朝晩ヒンヤリ」(白石圭子、10/13。18:32)は、深まる秋の日の短さと冷え具合について次のように報じている。(抜粋)
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東京の日の入り 10月下旬には午後4時台に
この先一週間ごとにおよそ10分早くなり、東京都心では10月21日には16時59分で午後4時台になります。あっという間に日が暮れることを実感されるでしょう。夕暮れ時は上空が明るく、地面付近は暗い状態になります。

秋の夜長 広くこの時期らしい気温
向こう一週間の最低気温は、全国的にほぼ平年並みの予想です。この時期らしく、日が暮れると空気はヒンヤリするでしょう。暖かくしてお過ごし下さい。
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「釣瓶落とし」の言葉から、井戸の水汲みを思い出す。子どものころ社宅にあった手押しポンプは、ハンドルを握って上下に動かして、ポンプ作用で水が汲み上げるものだった。その一つ前に、ロープで結わえた水桶(釣瓶)を井戸の水面にズリ下ろすスタイルがあった。釣瓶は、降ろすとき、まるでずり落ちるように下がっていった。釣瓶を引きあげる労力と比べてあっけないほどだった。

それほど、日暮れの速さはあっという間で、夕暮を楽しむ風情もない。日没の様を見届ける余裕もない。まるで飲み屋の閉店間際に、追い立てられる気ぜわしさだけ残る。