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2018年5月11日金曜日

一粒

日めくりカレンダーに、今日は「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」とある。一体何のことか、この歳になるまで気にもとめなかったし、実は知らなかった。語感から、何となく縁起のいいように感じる。

「一粒万倍日」をWikipediaに見ると、「一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味」とあり、何ごとか始めるによい日のようだ。ただし。当日が「凶」の場合、効用が半減する。実は今日は「仏滅」である。(ちなみに、「一粒万倍日」は2日続くようで、明日は「大安」である)
また、この「一粒万倍日」は、「報恩経」が出典という解説がある。(みんなの福島News「今日の四字熟語  一粒万倍日」、八重樫一氏)

「一粒」といえば、「グリコキャラメル」のパッケージに、両手を広げたランナーが、まさにゴールインする様に見える絵柄を思い出す。ランナーの両脇に「ひとつぶ300メートル」、「おいしくてつよくなる」と書いてある。

誰もが昔、きっと経験しただろう、グリコのキャラメルを一粒口にして全力で走り切ったことを。子どもは、それだけで満足した。キャラメルを口にした理由付けになったからだ。また一粒くわえて、続けて走ったかどうか。

この赤地に白いランナーのパッケージを、最近あまり見かけない。私が菓子売り場に寄らないだけかもしれない。