イ・ソンヒの直近最大のイベントといえば、政府肝いりの韓国芸術団の中心歌手として、今月31日から来月3日、平壌のコンサート舞台に立つことだろう。韓国の歌手たちが何を歌うか、その選曲予想が新聞記事になっている。
イ・ソンヒの場合、先日の平昌冬季五輪に来韓した、北側芸術団の音楽コンサートで、イ・ソンヒのデビュー曲「Jへ」が歌われたことから、同曲を平壌で歌うだろうと第一に挙げられている。次に予想されているのが、韓国の国民歌謡とでもいうべき、「美しい江山(아름다운 강산)」(シン・ジュンヒョン、最初の発表は1972年という)だ。同曲は、発表当時、健全歌謡を求められた世相に対するアンチテーゼだったともいわれている・・・。
(本ブログ関連:”美しい江山”)
「美しい江山」は、イ・ソンヒが本歌取りして、彼女のアルバム4集の代表曲になる。これについては本ブログで何度も触れた。そこで、同アルバムに並ぶ「歳月は流れても(세월은 흘러도)」(作詞・作曲 ユン・テヨン、1988年)を聴いてみよう。大衆歌謡評論家によれば、ヒットこそしなかったものの懐かしく平易な旋律が好ましいという。なるほど、古めかしさが心地よい。
(本ブログ関連:”歳月は流れても”)
歳月は流れても 私たちの心は
忘れられたその街に 残っています
歳月は流れても 私たちの愛は
散ったその時間に 残っているわよ
*
その昔の記憶を たどってみましょう
忘れられたその街を 歩いてみましょう
その昔は夢のように 散ってしまった
その時間はどこにあるのか 探してみましょう
歳月は流れても 思い出は残っている
忘れようとすればするほど 思い出します
(*以下繰り返し)
忘れようとすればするほど 思い出します
(Youtubeに登録のJ-GODに感謝)