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2018年1月2日火曜日

日めくりカレンダー

数年来、パソコン横に、日めくりカレンダーを吊るしている。初めのころ、日ごと切り取るのを忘れたりしたが、今は毎日とどこおりなく続けている。小型版のため、情報量が少ないけれど、それでも一日分の表示を、旧暦、行事、格言にいたるまで一通り読む。

この動作、何処かで見たような。そう、民家の玄関先でボーっと見つめてたたずむ爺さんや、畑の中にぽつんと立って道行く人を目で追う爺さんが、ダブってくる。不思議とお婆さんは少ないが、歳をとるとこんな風な振る舞いをしてしまうようだ。

一点に集中しているのではない。始めた動作の終わり方を知らないのだ。幼いころ、一生懸命に泣いて、そのうち何で泣いたか分からなくなって、泣くのを止めたことがある。似た展開だが、自覚がないところが違う。今それが残念なのだ。

大晦日に、1/365になった日めくりカレンダーが揺れていた。新しいものに交換するとき、なぜか寂しい思いがした。やっぱり遠くに置いて、ボーっと眺めた方がよかったのだろうか。