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2017年11月6日月曜日

イ・ソンヒの「世界中が眠りに落ちた後から」

今日の午後、例年と比べて思いのほか暖かだった。それでも、夕方、日が暮れると晩秋を感じる。天気予報では、間隔を開けて小雨が降るたび、寒さが増していくという。年末に向けての下り坂は急で、あっという間に冬を迎えそうだ。

公園を通り抜ける韓国語教室への往復路、冷え込みのせいか、秋の夕べに見かけたランニングする姿はない。公園をつつむ暗闇は、その奥に木立をかすかに感じるほど深い。やがて来る冬の厳しさを予告しているようでもある。

イ・ソンヒの12集所収、「世界中が眠りに落ちた後から(온 세상 잠든 후부터)」(2001年、作詞イ・タギョン、作曲パク・ヨンス、編曲パク・ヨンス、ユ・ションソク)は、静止した世界で聴くような、荘厳な響きがする。彼女には珍しい、高音をひかえたしっとりした曲だ。

(本ブログ関連:”世界中が眠りに落ちた後から”)


夜通し雪が降ったわ。世界中が眠りに落ちた後から
悲しい 私のこころも知らぬまま、 朝はくるのでしょう。
窓、音もなく開けば、染みる冷たい風
白雪、美しく積もった 木の上には冬の空

あなたの背に近づき、しばらく寄り添ったが
なんの言葉もなしに ドアを出るのね。
もうすべて終わってしまったのね まだ私はここにいるのに
あなたに見せられなかった 痛みはまだそのままなのに

本当にとてもつらいです このように別れるのだから
あなたを なくした朝 私だけ残ってます。

去ってしまったあなたの足跡が雪の上一つずつ刻まれて
眺める目を少しずつ 滲ませてしまいました。

あの冬の終わりに あなたはもう消えて
とうとう 悲しい涙を 流してしまったの。


(Toutubeに登録のCool Kidに感謝)