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2017年1月11日水曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 酒

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(1月4日)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、酒に関連した3曲を紹介した。放送未聴のため英語版より抜粋した。

⇒ キム・ボエさんの解説が登録されましたので、[  ] で追記しました。

始めに、朝鮮中期の官吏「盧禛(노진、1518年~1578年)」と王宣祖(선조)にまつわる詩について次のように紹介された。
・朝鮮中期に清廉潔白な官吏だった盧禛が、高齢な母のため都を去ったとき、王宣祖は失望し詩に表わした[御製歌(어제가)]。また、盧禛の定型詞調 「平時調 万寿山(평시조 만수산)」には、王の長寿へ願いを込めた献杯に、王への心からの忠誠心を見ることができる。

▼ 平時調 「万寿山」を聴く。厳かにそして高貴に歌う。

・この「万寿山」を作詞した詩人は、慶尚道咸陽から来た盧禛に他ならない。その地には、2つの詩碑がある。ひとつは盧禛への宣祖の詩であり、もうひとつは盧禛の「万寿山」の詩である。酒は王への忠誠心を示すといわれる。

次に、若い頃に人生を楽しむことを奨める「四季歌(단가 사철가)」について次のように紹介された。
・人生は束の間である、若いときに人生を楽しめと奨めることから、短歌の「四季歌」はインスピレーションを得た。生きて飲む酒は死後の祝祭で飲むよりもっとよい。

▼ 「短歌 四季歌」を聴く。こちらは地の声がしてたくましい。

最後に、朝鮮中期の学者「鄭澈(정철、1536年~1594年)」の「将進酒辞(장진주사)」について次のように紹介された。
・昔、旧正月の後に、薬草で作られた「屠蘇酒(도소주)」を飲み、年初に悪鬼払いして、家族全員の健康と幸せを願った。朝鮮中期の学者「鄭澈」が書いた「将進酒辞」がある。

▼ 鄭澈の辭說時調「将進酒辞」にもとづいた「将進酒(장진주)」を聴く。長々と伸びる言葉に酔う?