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2017年12月9日土曜日

(TED講演)リサ・ジェノヴァ「アルツハイマー病を予防するためにできること」

物忘れするたび、漠然とした不安がある。やがて具体的なアルツハイマー病へとつながる恐れだ。何車線もある広い道路を進んでいたつもりが、いつのまにか、片側が深くえぐれた峡谷の後戻りできない細道を走っているのではないかと。考えない方がましなことの一つだ。

そんな時、作家・神経科学者のリサ・ジェノヴァが、TEDカンファレンス(NHK「スーパープレゼンテーション」で放送)に登場して、「アルツハイマー病を予防するためにできること」をスピーチした。気休めかもしれないが、少し安心をくれた気がする。(彼女は小説「アリスのままで」の著者だそうだ・・・未読だが)

(本ブログ関連:”TED”)

講演者リサ・ジェノヴァの話題に、次のような言葉があったので記す。

・研究開始時に75才以上だった678人の修道女を、20年以上追跡調査したものがある。
・彼女たちの死後、脳は全て解剖研究に提供された。
・科学者たちは、いくつかの(アルツハイマー病羅患の)脳に驚くべき発見をした。
・アルツハイマー病の兆候があるのに関わらず、こうした修道女たちは、生前何の症状も示していなかった。
・これは、彼女たちがより機能的なシナプスを持っていたといえる。
・長年、正規の教育を受け、識字率が高く、精神的で刺激的な活動に定期的に従事する人は、すべて認知予備力がある。
・アルツハイマー病のような病気があっても、或いはシナプスのいくつかが傷ついても、 バックアップ接続が可能である。
⇒ 迂回するシナプスの可能性
(アルツハイマー病にかかりにくい脳を作るため、クロスワードパズルのような <知っていること> をやるのでなく)
・ 外国語を習ったり、新しい友達を作ったり、本日のようなTEDトークを聞くことです・・・と。

(TED講演に感謝)