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2017年8月21日月曜日

宇宙犬、宇宙サル

子どものころ、ソ連の人工衛星スプートニクの成功に驚き、その新聞記事を切り抜いた。以降、米ソの宇宙競争の記事を小箱にためた。あるとき気付いたら、小箱がない。ゴミ扱いされ、捨てられていたのだ。その落胆はしばらく尾を引いた。

ソ連のガガーリン、テレシコワ、アメリカのシェパード、グレンそしてアームストロングといった宇宙飛行士の名が懐かしい。その前提の、宇宙開拓初期、ソ連の犬、アメリカのサルが実験動物として飛んだことも忘れられない。

それは5,60年ほど前のこと、今の動物愛護と比べたら、科学信仰のために動物を使うのは大きな躊躇にならなかったようだ。犬についてみれば、狩猟犬や番犬から、今ではすっかり愛玩と癒しのともになっている。今の時世、民間レベルの宇宙ロケット実験で、動物を使うのは難しいだろう・・・動物愛護団体から糾弾されるに違いない。

当時、宇宙犬や宇宙サルが生還したのにほっとしたが、考えてみれば彼らが宇宙で無事に過ごせなければ、後に人間を送り出せるわけもない、当り前のことをしたに過ぎない。

ところで、ロシアのスプートニク紙の写真・動画「宇宙犬ベルカとストレルカ、記念すべき宇宙出発から57周年!アーカイブの映像」(8/19)に、犬のベルカとストレルカが載っている。当然ながら可愛らしい小型犬である。
スプートニク2号に乗って飛んだのが「ライカ」犬だったので、宇宙旅行に適した犬種として「ライカ犬」だと思っていた。犬の名前だったのだ(ライカの名も忘れられない)。1957年、ライカは帰還できなかったが、1967年の「ベルカとストレルカは歴史上初めて、宇宙に行って生還した生き物となった」ことになる。