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2017年5月27日土曜日

「ひとしきり笑いで」の背景

作詞・作曲家であるソン・シヒョンは、イ・ソンヒの初期アルバム(4~6集)にかけて大きく関わり、彼女の代表作を送り出すのに貢献した。昨年、ソン・シヒョンがカムバックしたとの記事があり、本ブログに紹介した。

(本ブログ関連:”ソン・シヒョン”)

このたび、ソン・シヒョンの新たなミュージカル曲を紹介する、東亜日報記事「ソン・シヒョン 『ハーグ特使たちの胸詰る話に二晩徹夜しました』」(5/23、ソン・ヒョリム記者)の中で、イ・ソンヒの作品背景について知る部分があり次の通り抜粋する。
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(1980年の「光州事件」)「5・18民主化運動」を思って、(イ・ソンヒの歌である)「ひとしきり笑いで(한바탕 웃음으로)」(作詞・作曲、5集、1989年)を作りました。「愛が散るこの場所(사랑이 지는 이 자리)」(作詞・作曲、4集、1988年)は、別れる男女がベンチに座ってどんな会話をするか想像して書いたし。
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これらの作品発表は、1980年の事件から8、9年後のことであるが、同時に、大きな変換を迎えた(1987年)の翌年・翌々年にあたる。これらの意味も含めて、作品背景があったといえるかもしれない。ちなみに、イ・ソンヒは、5集(1989年)にからめて、光州事件(1980年)の地を訪れた際、次のような苦い経験をしている。
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私が直接行ってみた光州を素材に、映像ビデオを製作しようとしたが、色々な理由で失敗に終わってしまった苦々しい記憶・・・
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実は、「苦々しい記憶」とは何だったのか、ネットに詳細情報を見つけられない。もう少し時間を待つことにしよう。

(付記)
ミュージカルに登場する「ハーグ特使」と、民謡アリランの採譜者でもある米人「ホーマー・ハルバート」との関係(連係)について以前ブログで紹介した。これがホーマー・ハルバートの個人的アクション(正義感)なのか、使命(密命)を帯びた(暗躍)なのか・・・謎解きが面白そうな素材でもある。