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2017年2月11日土曜日

カンテレ

今日は祝日「建国記念の日」、土曜日に重なって勿体無い思いをした人もいるかもしれない。わたしは、いつでもOKだが。朝から日当たりもよく、寒さを気にならなかったものの、都心の最高気温は、10.1℃と暖かくもなかった。10℃は微妙な境界のようだ。

(本ブログ関連:”建国記念の日”)

近隣の公民館で、フィンランドを知るイベントがあって、3回に分けて、①民俗楽器の演奏、②歴史・文化と言語の紹介、さらに ③料理作りまであるというので申し込んでみた。少し早めに出かけて、公民館の横にある文化財センターで歴史資料を見学。名勝の桜についての絵巻冊子を入手。貴重な古文書や絵葉書の写真が満載。

さて、フィンランドを知るイベントの第1回は、フィンランド民族撥弦楽器「カンテレkantele)」について、北海道在住の音楽家あらひろこ氏が、その起源をフィンランド民族叙事詩「カレワラ」に描写の部分を朗読・解説して、実際に演奏された。カンテレは、木製の底の空いた胴に5弦が張られたものが基本形で、小型ながら美しく共鳴する。カンテレを複数台用意していただき、参加者全員に順に触らせ、簡単な演奏を試させてくれた。演奏を聴き、楽器にチャレンジするという、貴重な経験をしたことになる。感謝。

カンテレ演奏の真似ごとをした曲は、「Rykälinnun laulu(鳥の歌)」で、白樺林の奥でゆったりと鳴く鳥のような指使いになったが、ネットで確認したところ、結構早いテンポで演奏していた。もしかしたら、ぴょんぴょん飛び回る小鳥のさえずりといったところだろうか。素人演奏は指が追いつかない。

次回は、フィンランドの歴史・文化と言語の紹介で、テレビで拝見したことのある坂根シルック氏(東京農工大特任准教授)のお話しという。実は、今日の最初に挨拶があり、日本語とフィンランド語、ハンガリー語との縁(膠着語)について語られたりした。