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2016年12月15日木曜日

イ・ソンヒの「風花」

イ・ソンヒが、SBSドラマ「青い海の伝説(푸른 바다의 전설)」(Part6)で歌った、OSTの「風花(바람꽃)」について、10ASIAの記事「イ・ソンヒ、(映画)『王の男』から(TVドラマ)『青い海の伝説』まで・・・名不虚伝*OSTの女王」(12/15、ユン・ジュンピル記者)は、イ・ソンヒのOST成功の実力を次のように報じている。(* 名不虚伝: 名声や名誉は訳もなく伝たわるものではない)

(本ブログ関連:”青い海の伝説”)

フルで聴くのは今回が初めて。全国ツアーに後追いする形になったが、今年中に新曲がリリースされたのはうれしいことだ。

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・歌手イ・ソンヒが歌った、SBS水木ドラマ「青い海の伝説」(脚本パク・チウン、演出チン・ヒョク)のOST 「風花」が各種音源チャートの上位圏に進入し、興行に成功した。

・「青い海の伝説」は、実力派ボーカリストを掲げたOSTで毎週話題を集める中、そこにイ・ソンヒが加わり、音源チャートで人気のバトンを継続している。イ・ソンヒは、先に色々な映画とドラマに声だけで作品を輝かせ、「OSTの女王」と呼ばれてきた名声をもう一度立証した。

・15日午前0時、各種音源サイトを通じて公開された「風花」は、イ・ソンヒの感性に満ちた歌を掲げたチャート上位圏でリスナーの耳目を集中させている。「風花」は、前世から現生まで続く二人の男女の切なく、胸が痛む恋が繊細に表現された曲で、オーケストラの豊なメロディにのせて、イ・ソンヒだけが聞かせることのできる濃密な響きが含まれ、完ぺきな調和をなしている。イ・ソンヒは、現在、去る9月から始まった全国ツアー「The Great Concert」公演で忙しい日程を送る状況でも、「青い海の伝説」の作品と、「風花」の歌に対する格別な愛情で参加することになった。

・イ・ソンヒは、1,051万の観客に選ばれた映画「王の男」を輝かせたOSTの「因縁(絆)」から、映画「炎のように蝶のように」の同名OST、放送と同時に話題を集めたドラマ「僕のガールフレンドは九尾狐」のOST「狐の嫁入り」などを通じて、世代を超えた大きな愛を受け、音楽性と大衆性を二つとも掴んだ。

・イ・ソンヒの魂に触れる声が、映画とドラマを彩りながら、色々な名場面が誕生した。今回は、さらに深まった感性と次元が違う格別な表現力で「青い海の伝説」の「風花」に注ぎ、「OST不敗」の興行記録を保っている。

・「風花」は、去る8、9回でハイライト・バージョンに公開され、視聴者とまず会った。二人のつらい愛が、イ・ソンヒの甘美な音色で癒され、切ない感情を視聴者にそのまま伝えて大きな感動をもたらした。「ホテルキング」、「輝くか、狂うか」、「私の婿の女」など多数の作品のOSTをはじめとして、歌手キム・ボムス、ピョン・ジンソプ、2AM、NAVIなどボーカリストらと作業したトムとジェリーと、新鋭作詞家ハナが参加して曲の完成度を高めた。

・「OST不敗神話」のイ・ソンヒが加勢して、居間に続き音源チャートでも力を増している「青い海の伝説」は、前世と現生まで続く人魚「シムチョン(沈清?、심청)」(チョン・ジヒョン)と美男の天才詐欺師「ホ・ジュンジェ」(イ・ミンホ)の神秘な愛の物語で、初回から水木ドラマ1位を記録中だ。
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※ シムチョン(沈清?)は、パンソリで海に身を投じた女主人公「沈清」に通じるのか?


(Youtubeに登録のK - OSTに感謝)

KBS WORLD「国楽の世界へ」 四君子

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(12/7)に文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズとして、梅、蘭、菊、竹で君子を表現した「四君子(사군자)」に関連した3曲を紹介した。

(本ブログ関連:”四君子”)

始めに、「四君子」の竹に例えて就官を拒絶した高麗末から朝鮮時代初の「元天錫(원천석)」について次のように紹介された。
・竹は、梅、菊、蘭と共に「四君子」と呼ばれる。木々は環境によって曲がり育つが、竹は真っ直ぐに育ち、冬でも青い。そのため、節義を意味する植物といわれ、かかる話もある。高麗末期から朝鮮時代初期の学者・隠士の元天錫が、高麗との義を守るため、朝鮮の官職を断った。彼は、このことを竹に例えて、定型詩「時調(시조)」に歌った。朝鮮からの就官の要請を、雪に当たって曲がった竹に例えた。朝鮮滅亡後百年経つが、今も歌われる。
・昔の記録に、竹に関する話がある。竹を見ると卑しい心が無くなり、竹を見習うと学者ソンビの行動が整う。また、その凛とした様は雨露が満たすことができず、その節操は風雪も変えられぬという内容だ。

▼ 女唱チルム時調(여창지름시조)、「雪に当たって曲がった竹を(눈 맞아 휘어진 대를)」を聴く。雪景色におおらかに歌う。

次に、四君子の「蘭」の美しさと気品、時調作家の「李秉岐(이병기)」(1891年~1968年)について次のように紹介された。
・四君子のひとつの蘭は、野生であまり見られず、ほとんど植木鉢で目にする。一年中青くこじんまりしているが、一度花を咲かせると、なんと美しいことか。一人で見るにはもったいないほど。花の美しさもあるが、ほのかな香りが漂い気品ある。時調作家の李秉岐は、蘭がとても好きだった。何冊かの古書と酒、そして蘭があれば、うらやましいものがないとも言った。彼は蘭の美しさを君子に例えた、心まで清くなるような時調を残した。

▼ 蘭(作曲家の娘の名でもある)の演奏曲、「蘭のための歌(란을 위한 노래)」を聴く。なんと素朴で愛らしい今様の旋律。

最後に、四君子の「梅」はソンビに詩作の心を誘ったと次のように紹介された。
・四君子の梅は、まだ雪が残る早春にも花を咲かせる。香りも蘭に劣らず品がある。ソンビは、花を見ると自ずと詩が浮かんだ。そのようにして詩作することが、当時は最高の風流とされた。

▼ 別れをテーマにしたが明るい歌、「梅打令(매화타령)」を聴く。今様にジャズ風に洒落たのだろう。