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2016年4月9日土曜日

「走れハニー」のホンドゥケ先生

イ・ソンヒが、KBSのアニメ、「走れハニー」(1988年、全13話)の主題歌を歌ったことは知られている。子どものころの鮮烈な印象は深く定着する。この歌に、韓国の大人たちも呼び覚まされるものがあるようだ。頑張ることについて。

(本ブログ関連:”走れハニー”)

先日、中央日報の記事、「【コラム】不快な映画広告と集団主義」(3/26、チョ・ジェヒョン)を本ブログに紹介した。映画館で、最初に映される、「頑張れコリア(힘내라 코리아)」の広告に違和感を感じるという内容だ。この映像の中で、イ・ソンヒは「走れハニー」を原曲にしたもので歌っている。

ところで、このアニメは、主人公少女ハニーだけでなく、彼女を見守りランニングをコーチした、「鼻声混じりのホンドゥケ(홍두깨)先生の独特の声の演技」も人気の一つだったよう。いわゆる、鼻音を強調する、韓国成人男性の渋い声といったところだろうか。

ホンドゥケ先生役の声優がチャン・ジョンジン(장정진、1953年1月24日~2004年10月11日)だった。韓国声優協会会長もしたという。その彼について、東亜日報の記事「声優チャン・ジョンジン氏の死、KBSは謝罪もしないのか」(2004年10月13日)は、次のような最期を語っている。(抜粋)
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・KBS娯楽番組の録画中、モチを食べて倒れ、(2004年10月)11日に亡くなった声優チャン・ジョンジンさんに対して、該当放送会社が謝罪や哀悼の表示を全くしないため、視聴者たちが激しく抗議している。

・チャンさんは、先月13日、KBS2(バラエティー番組)「日曜日は101%」の<横丁の帝王>コーナーの録画中、(過激なゲームをして)モチ(松餅、ソンピョン)を食べる途中、喉に詰まり病院に移された後、一ヶ月あまりの間、酸素呼吸器に依存したが結局立ち上がることができなかった。
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なお、Wikipediaによれば、「最終的に彼の死をきっかけに、「日曜日は101%」は廃止され、2004年 11月7日から「ハッピーサンデー」が放映され、今に至っている。」とのこと。