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2016年3月4日金曜日

(雑談)ランドセル人気

韓国の小学校の年度は、3月1日から翌年2月末までだそうだ。ピカピカの一年生は、どんな姿で登校したのだろうか。一般にリュックのような、キッズバッグと呼ばれたりする、子供用背負いカバン(책가방)が主流のようだ。そこに、日本製ランドセルも人気が出始めていて、しかも高級品、高価格という。

では、日本製ランドセル人気の実態はどんなものだろうか。朝鮮日報の記事、「【NOW】 小学生のカバンが70万ウォン…それもなくて売ることができず」(3/1、シン・スジ記者他)は、次のように紹介している。(抜粋)
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・20万ウォン~100万ウォンする高級品化「プレミアム背負いカバン」が飛ぶように売れ、「一部の店舗展示用在庫以外に品物がない」という。
・国産(韓国)の子供用背負いカバンだけでなく、高価な外国製のものも一部で人気を集めている。代表的なのが日本製「ランドセル(randsel)」である。革製の箱形であるこのカバンは、一つ30万ウォンから100万ウォンまである。
・ある小学校教師は、「1クラスに、2~3人程度は日本製ランドセルを持つ・・・」。
・このような現象は、「一人っ子家庭」が多くなって、両親の間に「私の子供にだけは良いものを与えたい」という認識が広がったためという指摘だ。
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ところで上記記事で、高価格な背負いカバンのブランドとして、「ビーンポール(BEAN POLE)」が挙げられている。このブランドについて、その由来を調べてみた。

KONESTは、「韓国を代表する英国風ファッションブランド」である「ビーンポール」ブランドについて、日韓の大手企業が絡んでいることを次のように紹介している。(抜粋)
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・自転車に乗った紳士がトレードマークの「BEAN POLE(ビーンポール)」は、サムスン・グループの素材・衣類部門「第一毛織」が1989年の誕生以来展開する、韓国のトラッドカジュアルブランド。

・「BEAN POLE」の名づけ親は、何と日本の大手広告会社「電通」!
・「BEAN POLE」は、「豆のつる」。豆の特産地である米国・ボストンの古風で伝統的なイメージが、ブランドコンセプトである「トラディショナル」とマッチすることから決まったそう。
・一方、トレードマークは、当時のデザイン長が悩みに悩んだ末、英国紳士のライフスタイルからヒントを得て、「紳士と自転車」を組み合わせた現在のマークが誕生した。
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(付記)電通発表 「2015年 日本の広告費