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2016年11月30日水曜日

113番元素「ニホニウム」に正式決定

今年6月に新聞などに発表された、113番元素の正式名称が決定したと、NHK News Webの記事、「113番元素 『ニホニウム』 に正式決定 日本が初の命名」(11/30、17:04)は、次のように報じている。(抜粋)

(本ブログ関連:”新元素”)

これから、化学の教科書の裏表紙には必ずある 「周期表」の113番目の欄に元素記号「Nh」と「ニホニウム」の名称が載るのが待ち遠しい。一般的な化学知識としては、せいぜい第6周期(86番元素)ぐらいまでだろうから、113番元素にいたることは稀である。とはいえ、化学の教科書で周期表を見るたび、元素記号の「Nh」があることに、化学を勉強する学生たちに勇気を与えるに違いない。

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・物質の基になる元素のうち、日本の理化学研究所の(九州大学森田浩介教授ら)グループが発見した「113番元素」について、化学に関する国際機関(IUPAC:国際純正・応用化学連合)は、日本という言葉を取り入れた「ニホニウム」という名前に正式に決定しました。元素に、日本が命名した名前が付けられるのはこれが初めてで、アジアでも初めてのことになります。

・理化学研究所のグループは、名前と元素記号の案をことし3月に国際機関に提出し、国際機関がふさわしいものかどうか審査を行ってきました。

・国際機関は「113番元素」の名前を、日本の提案どおり、日本という言葉を取り入れた「ニホニウム」(nihonium)に正式に決定し、日本時間の30日午後5時に、ホームページ上で発表しました。

・「ニホニウム」という名前と、「Nh」という元素記号は早速、化学に関する国際機関「国際純正・応用化学連合」のホームページにある周期表に書き加えられています。
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(追記) 周期表、周期律表
記憶にあるのは「周期律表」で、「周期表」だと何だか刃こぼれしたようで物足りなさを感じる。もちろん学術的には、周期表が正統で、周期律表は現在使われていない。専門家にとって当たり前のことも、かつて一般に馴染んだ名を捨てきれないものだが、この機会に我が脳内を是正?することにしよう。
(参考)「“周期律表(しゅうきりつひょう)”という言葉について」(岡山理科大学 理学部 化学科 坂根弦太氏)に感謝。