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2016年6月20日月曜日

ドナドナ

「中学時代に好んで聞いた歌は何ですか?」という質問が、語学教科書にあった。考えてみれば、中学時代にアメリカンポップに入れ込んでいて、毎週ラジオから発表される「ビルボード」や「キャッシュボックス」の順位に耳を傾けてメモした。翌日、学校でその情報を自慢するためだ。

でも、歌うとなればちょっと違ってくる。校内ではコーラス活動が盛んだった。クラスを班に分けて結束させたり集中させることに、学校は熱心だった。何かにつけて、合唱グループが編成され歌わされた。音楽教師の成果でもあったろうが。

そんなとき、歌った曲に「ドナドナ」(1938年)があった。イディッシュ文化の歌ということを、当時の中学生が知るはずもない。売られる子牛が荷車に乗せられていく・・・そんな光景を思い浮かべながらも、ただ淡々と歌っていた。教師の意図とは別に、どれほど反応したのか、中学生はそんなものだった。

ところで、この「ドナドナ」のイディッシュ語表記、”דאָנאַ דאָנאַ” をコピーペーストすると、キーボード操作が怪しくなることがある。ヘブライ文字の右から左への配列の影響(制御?)がそのまま残るからだろうか。


(Youtubeに登録のtabby2003jpに感謝)