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2016年5月24日火曜日

(雑談)赤い月

今晩の月は赤く、西の空に、その色合いは重い。まるで赤い沼から這い出たよう。空気中の水蒸気のせいか、どんよりとして濡れている。だから、明日を雨降りと占うこともあるそうだが、天気予報を見れば、夕方まで曇りという、さほどでもない。

赤い色に思い浮かぶもの、フォークソングの「赤い河の谷間(Red River Valley)」、映画の「紅いコーリャン」、アニメの「紅の豚」・・・。

それに、紅いバラ。イ・ソンヒには、ラテン情熱たっぷりの「バラ(장미)」がある。世宗文化会館での22周年コンサート(2006年)ステージで、大胆な真紅のドレスで歌った、13集所収の「バラ」(作詞・作曲イ・ソンヒ、2005年)を聴いてみよう。

(本ブログ関連:”バラ(장미)”)


あなたにバラを渡す
その赤い香気、あなたに伝える
私を忘れて眠る夜に
あなたの部屋いっぱいに、バラの花の香気が広がるまで

私たちの愛で生きよう
短い生涯を、夢見るようにしよう
二度と来ないこの瞬間に
愛する時間は、あまりあるではないか

一瞬としても、およばぬとしても
その喜びにひたってみるべきでないか
生きてみて、胸がときめく
時が多くないことを、よく知っているから

その先が痛みだとしても
両の手を広げて、あなたを抱こう
愛しよう
生きてみて
私たち二つの心、熱くなろう


あなたに口づけしたい
ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか
太陽の下、柔らかな花びら
さらに赤く染まっていくのね

愛と憎しみの両方を持って
風の最後にあなたのすべてを預けて
大きくなっていくあなたの熱望は
遥かその昔の、草原を描いているのか

その先が痛みだとしても
美しく咲いたのね
風に触れて
花びらが散るとても
そのこころは、熱く咲いて散る

(Youtubeに登録のD I V A ■ LEE SUN HEE ■に感謝)