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2015年7月3日金曜日

第22回 東京国際ブックフェア

最近、年を飛び飛びに出かけている東京国際ブックフェアに行く。10時過ぎ、埼京線の国際展示場前に着いたとき、激しく雨が降っていた。今日の金曜日に見に行くと宣言したわけだが、こんなに雨降りになろうとは思いもよらなかった。ちなみに、昼過ぎ帰るとき、雨足は一層強まり、まるで夕立の土砂降りのようだった。
ブックフェアは、今日明日の土・日曜日、一般公開される。予想以上に駅から会場の東京ビッグサイトまで大行列だった。会場に至る、雨よけ屋根の通路には人があふれた。

(本ブログ関連:”東京国際ブックフェア”)

目的は2つ。日本の科学読み物の入手と、韓国産鉱物図鑑の情報を入手すること。

目的の前者では、① 鉱物採集でお世話になる、産地情報が載った「鉱物 ウォーキングガイド 関東甲信越版」(松原聰著)。実は、鉱物採集の際、いつもS氏からコピーをいただいてる。同書の旧版は持っているが、なぜか採集場所が、新しい「関東甲信越版」のものしかないのだ。これ以上は申し訳なく思い購入した。 ② アリ(蟻)の社会性からイソップ風の話題探しをしているが、今回、アリ研究者(採集者)の情熱ほとばしる「フィールド生物学 アリの巣をめぐる冒険」(丸山宗利著)と巡りあった。主に東南アジアのアリの生態という本論とは別に、トピックがちりばめられており、その情熱の源も後述されている。拝読が楽しみだ。

目的の後者では、韓国出版関係のブースに押しかけて、<韓国産>鉱物を記載した(一般向け)鉱物図鑑はないものか相談したところ、教育科学技術部(교육과학기술부)(の頃)から「韓国動植物図鑑(한국동식물도감)」のシリーズが出ているので、それに関連してあるかもしれないということだった・・・さっそく調べたが、今のところ未見。

ところで、韓国の鉱物図鑑を探しているとき、ネットに「鉱物·岩石の用語の語源の国際比較研究(광물·암석 용어의 어원에 대한 국제 비교 연구)」(イ・チョンジ他、2011年)があり、付録に鉱物と岩石名称について、韓国語・朝鮮語・中国語・日本語・英語の一覧が載っている。

韓国のブースで、文学と縁遠いけれど、長編小説「なき王女のためのパヴァーヌ」(パク・ミンギュ著、吉原育子訳)を、勢いで求めてしまった。さて、どんな風に読んだらいいものだろうか。