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2015年7月11日土曜日

(資料) 韓国の勤労者高齢化

今日は、「世界人口デー」(World Population Day)だ。昨日に続き、以前発表されたものだが、韓国の勤労者人口構成が高齢化していることについて、聯合通信の記事「勤労者も老いていく…昨年平均年齢44.2歳」(2/27、パク・チョロン記者)は次のように報じている。
・勤労者人口が高齢化は、朝鮮戦争(1950年6月25日~1953年7月27日休戦)後のベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)の存在と少子化が起因している。
・勤労者人口が高齢化することは、その先に雇用の鈍化につながり、人材問題専門家は、新たな人材需要が発生したとき課題が生じると警告している。

(本ブログ関連:”イ・ソンヒが合唱団審査委員に立つこと”)

(本ブログ関連:”高齢化”、”ベビーブーマー”)

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- 65歳以上の勤労者、初めて200万人突破
- 就業者の63%が40代以上・・・「労働力不足になる時期くる」

・韓国の勤労者平均年齢が、44.2歳まで高まったことが分かった。

・「四五定(45歳になると定年)」という言葉があるが、周囲を見回せば仕事をする人の大部分が40歳以上の中高年層という意だ。

・(韓国の)ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)が老後の準備のために、定年以後も労働市場を離れないばかりか、人口高齢化が進んだ余波だ

(本ブログ関連:”ベビーブーム世代”)

・(2月)27日、統計庁「経済活動人口調査」を基に、年間勤労者の平均年齢を集計した結果、昨年の勤労者平均年齢は44.2歳で、1年間に0.2歳増えた

・1999年に初めて40歳代に入った勤労者平均年齢は、2004年41.1歳2006年420歳2010年43.1歳など引き続き上昇した。

・勤労者平均年齢は、40年ぶりに8歳ほど多くなった。1974年平均年齢は36.3歳であった。当時は、30代青年層が勤労者の大部分を占めた。

・ここ数年間、勤労者が急速に老化したのは、最も大きい人口集団であるベビーブーム世代が仕事を止められずにいるためだ。 老後の備えが不充分なこれら世代勤労者数は20代青年層をふわりと跳び越える。

・昨年、20~29歳の就業者は362万5千人で、前年より5万6千人増加した。同じ期間に、55~64歳の就業者は406万2千人で、1年間に28万4千人も増えた

・昨年には、65歳以上の就業者数が史上初めて200万人を越えた。 去る2000年、100万人だった高齢層勤労者が14年ぶりに2倍になったのだ。

・雇用は青年層より、壮年と高齢層中心になされている。

・昨年一年間に増加した就業者53万3千人のうち、55歳以上が73%を占めた

・就業者数が最も多く増えた区間は、55~59歳(18万8千人)であり、65歳以上(10万5千人)、60~64歳(9万6千人)が後に続いた。

・青年層である25~29歳の就業者は、2万5千人減り、30~34歳は1万2千人増に終わった。

・労働市場の主軸は、すでに40歳以上の中高年層に移動した。

・就業者数で、40歳以下が占める比重は、1980年に61%だったが昨年は37%に低下した。 反面、40歳以上は39%から63%に拡大した

・ベビーブーム世代の高齢化少子化せいで、今後勤労者平均年齢はさらに高まって雇用増加傾向も持続的に鈍化すると展望されている。

・イ・シギュン韓国雇用情報院人材需給の予測センターは、「ベビーブーム世代が活躍する期間は雇用指標が良いですが、彼らがさらに歳を取って労働市場から抜け出始めると問題が深刻化するだろう」と憂慮した。

・イ・センター長は、「少子化と高齢化が今の水準で持続するならば、(新たに)追加で発生する人材需要を満たす労働力が不足するようになる時期が来ることであり、この時期には経済成長も持続可能でない可能性が大きい」と話した。
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