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2015年3月29日日曜日

富井鉱山 2015.3

栃木県宇都宮にある富井鉱山へ行く。前回(2010年6月6日)から、およそ5年後、第6回目の採集となる。紫水晶の産地として何度か訪れたが、当初、工場跡地の広場周辺を巡り苦労したところ、その背にある山中と聞き、ようやく紫水晶を採集できた。今回、山中奥が様変わりしたとの情報を得て出かけた。

(本ブログ関連:”富井鉱山”)

早朝の乗り換え駅、先月(2/1)の茨城県錫高野採集と比べて、気温は穏やかになり、乗り換えの待ち時間に空が薄らぐのを見て、春の落ち着きを感じられた。

現地に10時頃到着。昼過ぎに雨の可能性があり、採集場所を2箇所(山中→広場)に絞った。紫水晶の美晶は不発だったが、結果は次の通り。

・山中:黄銅鉱、黄鉄鉱(等軸、微小)、水晶(微小群晶、紫?)、班銅鉱、銅藍

・広場:黄鉄鉱(等軸、小)・・・苦労した記憶がよみがえり、さっぱり成果を得ず。

天気予報の通り、帰路小雨が続いた。

(付記)
上記の「山中奥が様変わりした」の通り、採集者によってズリ場が徹底的に掘り返されていた。木の根元まで掘り込んだ結果、倒木まであった。これほど凄まじい光景は始めてだ。

(付記)
同行H氏から、小来川鉱山での鉱物採集で驚くような体験をしたことを聞いた。

(追記)
富井鉱山周辺に梅が花を咲かせていた。南に位置する利根川の堤に菜の花が群生していた。