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2014年8月2日土曜日

イ・ソンヒの「バラ」

イ・ソンヒには、バラをタイトルにした13集所収の「バラ(장미)」(2005年、作詞作曲イ・ソンヒ)がある。このラテンの曲調に合わせて踊るダンサーを傍らに、イ・ソンヒが赤いドレスで歌う姿が印象的だったが、そのYoutube映像を見ることができなくなったのは残念だ。

バラは、「情熱」の花言葉を持つが、あわせて聖母マリアの象徴でもある。バラには近寄り難い気高さがある。そして香りは穏やかで人の心を癒す。
バラの赤い花を見るとき、力強い意志を与えてくれるように感じる。落ちつきと芯あるバラの花弁と香気は、それだけに、若い人よりも、時を重ねた人にこそ相応しいように思う。

(本ブログ関連:”バラ(장미)”)


あなたにバラを渡す
その赤い香気、あなたに伝える
私を忘れて眠る夜に
あなたの部屋いっぱいに、バラの花の香気が広がるまで

私たちの愛で生きよう
短い生涯を、夢見るようにしよう
二度と来ないこの瞬間に
愛する時間は、あまりあるではないか

一瞬としても、およばぬとしても
その喜びにひたってみるべきでないか
生きてみて、胸がときめく
時が多くないことを、よく知っているから

その先が痛みだとしても
両の手を広げて、あなたを抱こう
愛しよう
生きてみて
私たち二つの心、熱くなろう


あなたに口づけしたい
ああ、その唇はどれほどうっとりするだろうか
太陽の下、柔らかな花びら
さらに赤く染まっていくのね

愛と憎しみの両方を持って
風の最後にあなたのすべてを預けて
大きくなっていくあなたの熱望は
遥かその昔の、草原を描いているのか

その先が痛みだとしても
美しく咲いたのね
風に触れて
花びらが散るとても
そのこころは、熱く咲いて散る


(Youtubeに登録のCoffee Letterに感謝)