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2014年4月30日水曜日

遠い

春になろうという間近に寝込んでから、9割ほど近く回復した体を健康体操教室に行って慣らしている。今日も適度な疲労感が心地よい・・・しかし、いまだにストーブから逃れられず、帰宅後もその前に坐っていると、いつの間にやら転寝してしまう。

暖かいストーブの炎にあたっていると、幼い子どもに戻ったように、おふくろが夕餉の準備して台所から聞こえる、まな板のトントントンという音を聞きながら、畳の上で寝入ったときのように、心地よい睡魔に襲われる。

それは、「遠い」思い出か・・・

そう、「遠い」という言葉が気になるテレビコマーシャルがある。(今年の)消臭剤の宣伝で、わが子の初恋を見守る両親が気遣うストーリーだが、青春の汗臭さにかけて次のようなテロップが最後に流れる。想う相手の少女に「しらとり」と呼びかけるが・・・これも。
「恋をして、臭いに気づく。
恋と○○○○○○は、遠いようで、近い。」(○は商品名)

そのテレビコマーシャルに対して、古典に近い(1994年)、ウィスキーのコピーで、若者がどうやら人妻へ片想いする、ちょっと危険で、ちょっとキュートなストーリーだが、やはり最後に次のようなテロップが映る。
「恋は、遠い日の花火ではない。」

何もかも包み込んでくれる、遠い思い出は良いけれど、どうやら「恋」は、それをワープしてしまうらしい。