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2014年9月26日金曜日

彼岸明け

「秋分の日」(9/23)を中日として前後3日ずつ挟んで、今日は後半3日目の「彼岸明け」だ。

(本ブログ関連:”彼岸”)

彼岸だからといって、急にこの期間、仏教的な心の経験をしたわけでない。精神は日常のまま、いつも通り生活した。何にも変わりなかった、というわけだ。

地上に、宗教が色濃く反映する世界もあれば、「宗教」とはいささか無縁な世界もある。
私は、生活を緩やかに囲む自然に感応する、太陽が昇れば陽光に神々しさを感じるといった意味で、神道的な世界にいるのだろう。自然の変化とともに過ごすのに、経典や教典などまとまった導きの書を見たことはない。すべては、日々習俗として身に着けてきたものだ。

みんな生きている。熱帯雨林の熱気に蒸せるジャングルの中でも、針葉樹林の凍てつくタイガの中でも、みんな生きている、そして生きてきた。自然を知り、調和して生きていく方法を学んだのが、ある意味宗教的だと思うが。

密閉した人間の中に宗教を見いだそうとすれば、何かを見誤まるかもしれない。