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2014年9月14日日曜日

(資料)子ども:韓国「少子化」

社会人になった頃、既に少子化がいわれ、教育産業の縮小が予測されていた。先日、有名な大学予備校が全国に展開している教室を数校だけ残すと発表した。(余談だが、昔聞いた話しでは、予備校舎の窓の並びから、将来マンション転用を考慮しているだろうということだったが・・・)

少子化のおかげで、子どもは両親とその両方の祖父母からお年玉がもらえる、ということも話題になって久しい。成長して結婚すれば、若夫婦の両肩に、いずれ各々の両親の世話がのしかかることになるのだが。

朝鮮日報(日本語版)の記事「少子化: 『韓国は2750年に消滅』 -『最初に消えるのは釜山』 国会立法調査処が予想」(8/23、キム・ドンソプ保健福祉専門記者、関連:韓国版)は次のように、少子化による人口減(「韓国は2750年に消滅」)を伝えている。(年代を見やすく改行、抜粋を容赦)

700年後の未来世界は誰にも分からないけど、100年先なら、世情が変わらなければある程度予想範囲だ。予測の中で、人口予測は、ある意味確度の高い未来予測だ。予測値への驚きは、宇宙から地球を見たときと同じだろうが・・・同じように受け入れられるかどうか気になる。

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現在の少子化問題が解決しなければ、韓国の人口は2750年にゼロになる恐れがあるとの見通しが発表された。

(韓国の)国会立法調査処(省庁の一つ)は(8月)22日、合計特殊出生率が昨年(1.19)のままなら、次の見通しを明らかにした。(合計特殊出生率: 15歳から49歳の女性が一生に産む子どもの平均数)
・2136年: 122年後の人口が1000万人に減少し、
・2750年: 人口は消滅するだろう。

これは、野党・新政治民主連合の梁承晁(양승조)議員が、国会立法調査処に依頼したのを受け、立法調査処が独自に開発したシミュレータの「立法・政策需要予測モデル(NARS 21)」を使って推計した結果だ。英オックスフォード大学のデビッド・コールマン教授は、2006年「韓国は少子化が進んで人口が消滅する地球で初めての国になるだろう」と予測している。

現在、韓国の人口は5043万人だが、合計特殊出生率が1.19人のままなら、
・2056年: 4000万人になり、
・2100年: 2000万人へと半減すると予想。(1930年(2100万人)とほぼ同じ)
・2200年: 300万人まで人口が急減、
・2256年: 100万人になり、
その後は500年かけて徐々に消滅していくと予測されている。
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(参考)日本の将来人口予測:
「将来人口は,平成22年国勢調査人口等基本集計結果及び同年人口動態統計の確定数が公表されたことを踏まえた」(総務省統計局「人口の推移と将来人口」)、ちなみに、今年は「平成26年」=2014年で、表中に記載はない

平成 (1,000人)
22 128,057
23 127,799
24 127,515


27 126,597
32 124,100
37 120,659
42 116,618
47 112,124
57 102,210
67 91,933
77 81,355
87 70,689
97 61,434
107 53,322
117 46,098