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2014年7月9日水曜日

イ・ソンヒの「悲しい愛」

独りいるとき、雨音にひとは外界から遮断されたような気がして、孤独感を増すようだ。悲しい思いをしているときはなおさら。と、同時に雨は心にしみ入り悲しみを流してくれるよう。

イ・ソンヒには、雨降る街にさまよう歌が多い。9集に所収の「悲しい愛(슬픈 사랑)」(1994年、作詞・作曲ヤン・ムンスン)もそうだ。ところで、いつまでも降り続く雨なのか、止んだ後はからりと晴れ渡る雨なのか、雨傘が必要な雨なのか・・・風土によって、この歌から受ける印象もだいぶ違ってくるだろう。
(この7月~8月の降水量、何とソウルの方が東京の倍の量なのだ・・・イメージが違ってしまう)


ひとたび去った 愛の束の間は 二度と 戻らなくて
街に 雨降るように、私の心に 涙降る

*あちらこちら さまよい ながら 歩いても
見えない あなたの姿、あらゆることが 夢だったのか

ひとり野辺に 咲く花のように、私いつも ここにいるけれど
なぜ 暗い思い出の中に 遠ざかって行くのですか

わたしの悲しい 愛よ

(*以下繰り返し)


(Youtubeに登録のRuby Kangに感謝)