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2013年12月26日木曜日

お御籤

神社にお参りすれば、境内の社務所に「お御籤」(おみくじ)が置かれているものだ。神殿に向かってした(家族や他者も含めて幅広い)願いが成就するかどうかは別にして、個人的な運勢、吉凶を占う意味でお御籤を求めることになる。
わたしは、占いを信じないからではなく、ちょっと先の運命が見えてしまうことに躊躇して、今までにお御籤を手にしたことがない・・・少々臆病なのかもしれない。

神社とは別に、子どもの頃に、デパートの屋上などで小鳥(ヤマガラ)がお御籤を引く芸があって、自分から親に頼んでお御籤を引いてもらうこともなく、観客の大人たちの隙間から覗くだけだった。それに、昔の喫茶店にあったものだが、テーブルの上に灰皿代わりのお御籤器があって、その安直さ加減に、いったい誰が求めるのだろうと不思議に思ったものだ。

中華菓子に、お御籤を埋め込んだものがある。フォーチューンクッキーという。これは以前食べたことがあるが、菓子の中から出てきたものは英語綴りのもので、いかにも輸出菓子らしく拍子抜けした記憶がある。
この菓子の名が、AKB48の歌の題名に使われている。「恋するフォーチューンクッキー」(作詞:秋元康、作曲:伊藤心太郎、編曲:武藤星児、2013年8月21日、AKB48メジャー32作目シングル)だ。それにしても、歌詞中の英語風は、「Yeah!、カモン ベイビー、Hey!、リアクション、オーベイビー」などと古色して・・・。「恋するフォーチューンクッキー!」と繰り返されるたびにどこか懐かしい、戦略的な旋律が耳に残る。

そんなわけで、実は今日初めてAKB48の「恋するフォーチューンクッキー」をYoutubeでフルで聴いた。おじさんたちにも十分聞き入れるようだ。