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2013年12月29日日曜日

チョー・ヨンピルの「Hello」

以前、NHKのテレビ番組で、チョー・ヨンピル(趙容弼、조용필、1950年3月21日~)が充電のため、発声を磨くために山深くこもって、パンソリを参考に血の滲む修練をしたという伝説を聞かされて以来、一層トロット、国楽寄りのイメージを強くしてしまった。実は彼が、ロックを含めて幅広いカテゴリーを持っていることから、韓国の人気歌手のトップを走るのはいうまでもないことに気付く。

11月7日に東京国際フォーラムで、「歌王」チョー・ヨンピルの15年振りの日本公演があったけれど、行けずに残念なことをした。

ところで、イ・ソンヒのコンサートに招かれた、彼女の愛弟子のイ・スンギが、チョー・ヨンピルの「旅に出よう(여행을 떠나요)」を歌ったのを見たことがある。若々しさに溢れた歌は、まさに若い歌手に引き継がれてこそ輝きが増すと思った。

今なお、チョー・ヨンピルの活力は衰えることなく、むしろその正統な底力を発揮するように新しいアルバムをリリースして、存在の堅固さを証明したようだ。最新のアルバム19集「Hello」(2013年)の「Hello」も、ロックの響きに、若さだけでなく懐かしさも同居する。多分、それがヒットした最大の理由だろうけれど。

Youtubeで「Hello」を聴いてみよう。