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2013年9月6日金曜日

飛行機が好き

宮﨑駿(みやざき はやお、1941年1月5日~)監督のアニメ作品を映画館で見たのは唯一「紅の豚」(1992年)だけだが、他の作品についてもテレビ放送されたものをいくつか見た。それらの中に、天翔る飛行機の雄姿を夢見た少年時代を経験したものに感応できるものがあった。

ところで、中学時代のこと、技術・家庭科の男子向け授業の終わりに、教師が黒板にチョークで、しっかりしたぶれのない線で飛行機の三面図を描いてくれた。生徒たちに、設計投影図に少しでも関心を持たせたかったのだろう。地味な感じだが誠実な教師の記憶が今も残っている。

当時、少年漫画雑誌に太平洋戦争を背景にした少年パイロットの物語が連載されていた。宮崎監督が今回題材にされた「零戦」だけでなく、「紫電改」などいろいろな機種が登場した。
普段からそんな漫画に接していた少年たちにとって、教師が黒板に飛行機の絵を描いたからといって、決して突飛なことではなかった。

今日、宮﨑駿監督の引退の記者会見があった。時代に対するいさぎよさを感じる。
監督は、飛行機つまりメカが大好きなようで、今回話題の作品「風立ちぬ」は、その集大成なのだろう。同作品未見のため、詳しく存じないが、飛行機の設計者のはなしのようだ。近々必ず映画館で見たいと思っている。

因みに、わたしの好きな飛行機は、いろいろな用途、輸送機や旅客機に使われた双発の星型レシプロエンジン(P&H製)の、あのスタート音がたまならないダグラスDC3だ。後年、ハワイ飛行中のコックピット内でのやりとりが録音されたカセットテープ(「DC3 Nostalgic Flight in Hawaii」1981年、KSZ5288)を入手して、ヘッドホンで大音響にして何度も聞いたことを思い出す。

(参考)「【航空100年】DC-3特集 DC-3コックピットの録音」に感謝。録音のいきさつ・・・そうだったのですか。