このごろの陽の落ち方に、秋の気配を感じるようになった。以前は、翳った後にも残る熱暑のために、一日の終わりを遅く感じたものだ。この熱気がさめて、気付けばしんみりした秋の夜になっている・・・季節感は先回りできない。予感できないものだ。
西山に陽は沈み、後に熱い想いだけが残る・・・民謡の言葉をかりて歌う、4集所収の「夜が来れば(밤이 찾아 오면)」(1988年)は、この時期に合うかもしれない。
イ・ソンヒが支持されつづけるのは、そのベースに大衆歌謡があることだ。Youtubeで、トロットや民謡を次々に歌いこなす彼女の姿を見ることができる。
初期らしく、張り上げるようにして歌う、彼女の声は若々しい。
(本ブログ関連:”夜が来れば”)
<Youtube削除済み>
(Youtubeに登録のKnightmareSMに感謝)