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2013年4月16日火曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 梅の花

KBS WORLD「国楽の世界へ」は、先週水曜日(4/10)に人物シリーズ75回目を終えて、今回から文化的なキーワードに基づく韓国文化シリーズの第1回音楽紹介が始まった。

今回はキーワードとして、ソンビ(선비)が愛したといわれる「梅」の花にまつわる音楽が紹介された。
・儒教でいう君子に基づいて、花で表現する四君子(사군자)すなわち「蘭菊竹梅(란국죽매)」がある。(日本の松竹梅に通じるかな・・・)

▼フュージョン国楽グループ・クリム(그림)の演奏による「花柳東風(화류동풍)」を聴く。東風吹かば匂い起こせや梅の花・・・でも、今様の都会で聞いた方がいいかな。

・朝鮮時代の知識人、退渓李滉(テゲイファン、1501年~1570年)は、逸話にもその関わりがあるほどに梅を愛したという。丹陽に郡守として赴任した先で出会ったのが官妓の杜香(トゥヒャン)だった・・・。(伝説に諸説あるようで)

▼チョン・ジンギョン(전진경)の歌(歌詞、가사)で「梅花歌(매화가)」を聴く。ずっとハイ・トーンで流れるように歌う。

・昔、祝いの宴を花で飾るときに紙の造花を使ったが、梅の花の場合、蜜蝋で作ったりもしたという。花→蜂(蜜)→花ということから、蜜蝋の造花を「輪廻の梅(윤회매)」といい・・・その花の姿を見て先祖に似た子孫と例えられる。

▼ハン・ウンヨン(한은영)の琵琶による「飛花点翠(ビファチョムチィ、비화점취)」を聴く。砂時計のような・・・これも、今様の都会で聞いた方がいいかな。