ブログ本文&資料

2013年2月7日木曜日

立川断層帯2013

立川断層(帯)といえば、以前、地震についての市民講座で当面問題ないだろうという話しだったが、一昨年の政府の地震調査委員会による活断層見直しの結果、地震発生確率が高まった。
現在、立川断層の調査が行なわれていて、その成果の一部が次のように報じられた。(抜粋)

(本ブログ関連:"立川断層")

★TBS News: 「8万6000棟倒壊の想定も、『立川断層』を公開」(2/6)・・・TV映像で分かりやすく紹介

★東京新聞: 「『立川』横ずれ断層か 大規模掘削 地震の頻度など調査へ」(2/7)・・・写真・地図あり
・マグニチュード(M)7級の首都直下地震を起こす可能性があるとされる立川断層帯の活断層面が東京大などの大規模掘削調査で確認され、6日に東京都武蔵村山市の調査地で公開された。

・断層が確認されたのは東京都立川市と武蔵村山市にまたがる日産自動車村山工場の跡地。東西250メートルにわたって幅30メートル、深さ10メートルの溝を掘ったところ、多摩川に運ばれた砂利が堆積した3万~5万年前の地層の中に、団子状の粘土が挟まった地震活動の跡が見つかった

現れた断層は垂直に近い急角度で、従来想定されていた地層が上下方向にずれる「逆断層」ではなく、水平方向にずれる「横ずれ断層」である可能性があるという。東京大地震研究所の石山達也助教は「今回は断層がどこに存在するかを明確にするのが目的。地震の頻度などは今後の調査で情報を得たい」と説明する。

・掘削調査は2月中に終了するが、引き続き地盤を機械で振動させる人工地震による地下探査などで2014年度まで集中的に調べ、どんな地震を起こす可能性があるかを予測する

・<立川断層帯>埼玉県飯能市の名栗断層と、東京都青梅市から府中市までの立川断層からなる。全体の長さはおよそ33キロ。政府の地震調査委員会は今後30年間の地震発生確率を0.5~2%と推定するが、東日本大震災の影響で発生確率が高まったとされる。マグニチュード(M)7.4程度の地震を起こす可能性もあるとされる。


(付記)
Q.今回調査から、縦ずれでなく、横ずれと分かったそうだが、地震の規模に違い(影響)があるのだろうか?
    (NHKニュースでは、断層は(横ずれ+縦ずれ)の合成だそうで、震災への影響も大きそう)
Q.立川断層帯=(立川断層+名栗断層)、だそうだが、立川断層≠名栗断層なのか、同一なのか?
Q.2014年までの調査で、地震発生確率の精度に効果が期待できるか?

ところで、当地で(生きている間に)地震に遭遇したら、震度6弱は免れない。つまり、立っていることが困難になり、耐震性のない家は倒壊するものがあり、一部の列車に脱線の可能性が出ることになる・・・以前なら、まるで映画のようといったが、今回の東日本大震災以降、絵空ごとといなす余裕はない。