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2012年10月22日月曜日

Sunny サニー 永遠の仲間たち

ついに見ましたよ、韓国文化院で開かれた「コリアン・シネマ・ウィーク2012」の一つに上映された「Sunny サニー 永遠の仲間たち」だ。

サニーは明るい陽射しのイメージがして健康的に聞こえる。だから、この映画も、1980年代の女子高校生グループに「サニー」の名をあてたのだろう・・・といって、彼女たち少々手荒いグループであるが。

イ・ソンヒが中学生時代につけられた愛称は、”サニー(써니)”だ。名前のアルファベット綴りが”Lee Sun Hee”なので、Sunnyに通じたのだろう。おかげで、今でもファンクラブで「サニー」と呼ばれている。

映画は、平凡ながら幸せも得て家庭の主婦におさまった40代の主人公が、ふとしたきっかけから、女子高校生時代のグループリーダーが癌で余命いくばくもないことを知り、昔のグループメンバーと再会したいという願いをかなえるため奔走する。そのなかで、女子高生時代の少女グループ間の対立、家族内の葛藤、街頭の騒動などの記憶と、現在直面する超え難い問題とが、対比、錯綜して描かれる。

過去はいずれ傷口も癒え、やがて懐かしく美しいものになるだろう。けれど現在の痛手は拭いきれない。それを、軽いタッチで随所にギャグを入れて笑い飛ばしていく。
リーダーは最後に、特に悲しみの深い友に、新しい人生をプレゼントした。まるで御伽噺のように。

ところで、主人公の名前はイム・ナミ。当時の歌手に、ナミ(나미)がいて「くるくる(빙글빙글)」(1984年)を歌った。ただし、イ・ソンヒの歌が聞こえなかったのは残念である。

(本ブログ関連:"サニー"、"絆そして縁")