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2012年10月8日月曜日

秩父鉱山大黒坑

念願の産地、秩父鉱山大黒坑にようやく鉱物採集に出かけた。超!有名なこの場所へ行きたいと思いながら、おもむくには人頼りのためなかなかチャンスに恵まれず延び延びになっていたが、今日ようやく実現した。(当初6日に予定したが、7日に、そして8日の今日に延びた)
自然金にする?、それとも車骨鉱にする?・・・ああ、煩悩がとけない。

採集場所が秩父方面だからといって、いつものように地元駅始発電車に乗らずに済むかといえば、そうでもない。その分、仲間との集合時刻が繰り上がってしまったのだ。結局始発電車に乗ることになる・・・眠気も同じだ。

道路は順調で、出合トンネルを抜けた先にあるトンネル出口の右手広場に8時半に着く。早速、河原に 降りて採集を開始する。黄鉄鉱・黄鉄鉱・・・磁鉄鉱・磁鉄鉱・・・と辺りに散らばっている。河原を遡行して橋をくぐれば坑口が見えるが、今回の採集はもっぱら橋より下流でおこなう。

今回の成果は次の通り。
・黄鉄鉱、磁鉄鉱(葉片状)、白鉄鉱?、磁硫鉄鉱、方解石、灰鉄柘榴石、閃亜鉛鉱
・方鉛鉱+硫黄?+車骨鉱?
・ブーランジェ鉱+菱マンガン鉱、バビントン鉱+方解石

いつもの通り、名のある石は・・・そう、いただき物ばかりである。

ところで同地に、小学校低学年の坊やと幼稚園ぐらいの女の子を連れた若い夫婦が採集に来られていた。興味と驚きと感激を同時に経験することができる子どもたちと、それを見守る両親の眼差しがとてもよかった。

ノーベル医学生理学賞

<京都、滋賀を中心に発行されている>という京都新聞の記事「山中京大教授にノーベル賞 iPS細胞で医学生理学賞」(10/8)によれば、関西出身の京都大学山中伸弥教授がノーベル医学生理学賞を受賞したと次のように報じている。(抜粋)
地元紙の報道だけに、詳細な記事も見たいものだ。また、Newton誌がどんな特集を組むのか楽しみだ。

・スウェーデン王立カロリンスカ研究所は8日、2012年のノーベル医学生理学賞を、京都大iPS細胞研究所所長の山中伸弥教授(50)に贈ると発表した。受賞理由は「細胞の初期化」。英ケンブリッジ大のジョン・ガードナー博士と共同受賞。

・日本人のノーベル賞受賞は2010年の鈴木章氏、根岸英一氏に続き19人目。医学生理学賞は1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授に次ぎ2人目。これまでの受賞者18人のうち、湯川秀樹博士をはじめ10人が京都にゆかりがある

研究の内容の何が凄いのか?・・・ムムムッ、次のNewton誌で勉強します!

その前に、Youtubeに登録の<高校生特別授業「京都賞 高校フォーラム 」- 人間万事塞翁が馬 ->(2010年11月16日、1h20m47s)で、山中教授の講演を高校生たちと一緒の気持ちになって拝聴しよう。大阪弁をまじえた講演は、山中教授の若き研究者時代やES細胞・iPS細胞研究について知ることができると同時に、若者たちにどれほど大きな人生の、未来への指針を与えたことだろう。そのうえ、部下研究者への思い遣りを忘れないお話しにも敬服する。

(Youtubeに登録のKyoDaiOcwに感謝、感謝)