ブログ本文&資料

2012年3月12日月曜日

ミス・ハヴィシャム

Mnetのオーディション番組「Superstar K3」に登場した、9ヶ月のプレママであるチョン・ソンジンさんが歌う「ミス・ハヴィシャムのワルツ(하비샴의 왈츠)」は、古風な旋律のする曲だ。どこか、あがた森魚の「赤色エレジー」に通じる、とてもアナログな感触がする。

インターネットで調べてみると、この歌は、パク・チョンヒョン(박정현、Lena Park)の「ミス・ハヴィシャムのワルツ(Miss Havisham's Waltz)」(2005年)だ。
the Acroの「廣場」の自由掲示板によれば、この歌についてディケンズの小説「大いなる遺産」に登場する老婦人ミス・ハヴィシャムに題材を採っているという解説があった。
もちろん、この小説を読んだことはないけれど・・・。

ディケンズ・フェロウシップ日本支部のホームページに、「大いなる遺産」のミス・ハヴィシャムについて、次のように人物紹介している。感謝。
「なかば気の変な老婦人。満足荘(Satis House)で隠遁生活を送り、(略)。若いとき彼女は美人で、親の遺してくれた豊かな財産があった。(紳士の仮面をかぶった悪党)コンペイソンと婚約していたが、結婚式当日の朝、コンペイソンから婚約破棄の手紙を受け取り、以後頭がおかしくなった。その手紙の来た九時二十分前に家中の時計を止め、すべての窓を閉ざし、花嫁衣裳を着たままで暗い部屋に住んでいる。(略)」

ともあれ、チャレンジャーのチョン・ソンジンさんは、無事女の子を出産したことだろう。

(Youtubeに登録のMnet、yosh95wilde、LenaParkMusicに感謝)