朝鮮日報の記事「20代には"IMF"、30代にはバブル崩壊... "アングリー397"最大反与(党)世代に」(11/5、ナ・ジホン、パク・ユヨン記者)は、386世代にならって<397世代>を定義して記している。同世代の政治的立場の分析が主旨だが、時代風潮の部分について次に抜粋する。
ちなみに386世代は、現在の40歳代にあたる。
・【397世代とは】現在30歳代で、'90年代に大学入学した'70年代生まれ。810万人ほどで、40代(850万人)の次に人口比重が高い。ソ・テジ、H.O.T.で始めたアイドル文化の最初の消費世代であり、経済的には流通市場最大の消費層*として浮上している。
・386世代による"学生運動が活発だった1970~1980年代とは異なり、1990年代の学年番号を持つ学生は大韓民国歴史上最も勉強を熱心にした大学生"(ソウル大、キム・オンジュン教授)
・20代の時IMF(国際通貨基金、1997年)危機、30代に入ってからの不動産バブル崩壊を経験・・・成人になって韓国経済高度成長の恩恵を享受できなかった初めての世代。
・"親の助けなしに自分の収入だけで、ソウルのマンションを買うのがほぼ不可能になった・・・自力じゃ中産階級入りを期待できない最初の世代"(LG経済研究院、パク・チョンヒョン研究員)
(*) 流通市場最大の消費層397世代について。
同じ朝鮮日報は、「消費の主力に浮上した『397世代』」(6/24)の記事でポジティブな側面を強調している。経済状況によっては、上記のような別の面も見えることになる。
(本ブログ関連:"(資料)486世代"、"(資料)40代の変化"、"(資料)40代の変化-2"、"(資料)ソウル市長選挙に見る世代別背景")