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2012年7月20日金曜日

(資料)在韓の英国人が見た韓国音楽

中央日報の記事「【コラム】韓国が無視する韓国音楽(1)、(2)」(7/19)は、在韓の英国人(ダニエル・チューダー)による韓国音楽に対する興味深いコラムだ。
韓国の音楽ビジネス(消費者価格)と、韓国音楽への対面について次のように紹介し論じている。(抜粋)
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・韓国のインディーズバンドは自国で、こうした(来韓した西欧のバンドと同様の)待遇を受けられないという事実が悲しくはないだろうか。外国バンドを見るためには10万ウォンを惜しまずに出し、相当な実力を持つ韓国のバンドの公演には1万ウォンももったいないという心理はどういうものなのか。

・韓国人音楽家の曲のダウンロードも示唆する点が多い。1曲をダウンロードするのにわずか60ウォン(4円)だ。ほとんど無料だ。日本は1曲のダウンロードに2000ウォンほどかかる。国際的にも1曲当たり1000-1500ウォンが相場だ。

(参考)本ブログ関連:"韓国のオンライン・オフライン音楽市場規模"

韓国ロック音楽の父シン・ジュンヒョン(신중현)にインタビューをしたことがある。彼はインタビューで、韓国の若者がライブ舞台ではなく、MP3だけで音楽を聴くと嘆いていた。MP3で聴く音楽は軽い。バンドが演奏するライブ舞台を見て、レコード店を訪ねるのは貴重な経験だ60ウォンで1曲をダウンロードするのとは比較にならない響きを持つ経験だ

・音楽がこのように冷遇される状況は、音楽を使い捨てとする結果をもたらす。2年前の曲は"旧式"になって聴く価値がなくなる。このためシン・ジュンヒョンの音楽がどれほどすごいかを韓国人の友人に話しても、友人は私をおかしな人と考える。「シン・ジュンヒョンは昔の音楽」という言葉も返ってくる。私がキム・チュジャ(김추자)パク・インス(박인수)キム・ジョンミ(김정미)のような歌手が好きだと言うと、友人は私を狂った人間と見る。しかしこの歌手たちはみんな偉大な音楽家だ。

・~しかしなぜ韓国人は韓国の音楽をもっと尊重しないのだろうか。
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(付記)
むかし日本のロック歌手が海外(英国)のフェスティバルに呼ばれ、溢れんばかりの聴衆で埋まる大会場のステージで歌う光景をNHKが放送したことがある。内容は、日本のロック歌手がついに海外のロック歌手の仲に加わったようなものだった。ある著名な外国人ロック歌手にインタビューしたとき、「(日本人歌手について)彼は○○○によく似ている」と笑いながら応えていたのを見て、わかったことだが・・・彼らからみればそういうものか・・・という感がした。
上記コラムについても、在韓の英国人の感想としては自然だろう。彼がもし日本にいたとしても、音楽の接し方について多分同じような感想を述べただろうと容易に想像できる・・・気がする。