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2011年6月19日日曜日

KBS WORLD「国楽の世界へ」 センファン

先週水曜日(6/15)放送の、KBS WORLD「国楽の世界へ」では、「日本のという楽器とよく似た」、「笙簧(センファン:생황)」が紹介された。毎回15分間の国楽の旅を楽しみにしている。感謝。

最高の権威を持つ鳳凰のイメージに合わせて、その鳴き声に比喩されるといわれる。

▼キム・ヒョヨンによる「Oblivion(忘却)」(Astor Piazzolla)を聴く。アルゼンチンの秘めたこの情熱的な曲をアコーデオンの響きのように奏でる。

楽器の構造は、(笙と同じく)長さの異なる17本の竹管と共鳴箱で構成されている。「伝統楽器の中では唯一、複数の音を同時に出すことのできる和音楽器」である。

ところで、8人組みの国楽のガールズグループ「MIJI」が紹介された。K-POP同様ブームになっているそうだ。Youtubeで早速拝見しましたよ。("Unbelievable" with Kim Jin Ho of SG Wannabe)


「伝統音楽では(笙簧と管楽器の)『短簫(タンソ:단소)』の二重奏(「センソ並奏(ビョンジュ)」)で演奏されることがよくあります」とのこと。

▼ソン・ビョムジュ、クァグ・テギュによるセンソ並奏「水龍吟」(由来:李白"笛奏竜吟水"に由来とのこと)を聴く。音響に工夫もあるが、二つの楽器はともに合い、透明感のある音色をしていて、とても印象的だ。

短簫(タンソ단소)について、楽器紹介があった。「韓国語では短いという漢字を“タン:단”と読み、さらに縦に持って吹く管楽器を“ソ:”というので、つまりこのタンソは“短い縦笛”という意味」とのこと。素晴らしいことに、吹きやすい楽器のため、「小学校の伝統音楽の授業の一貫として学んだりもするそうです」という。

▼イ・ヨングによる「哨所(しょうしょ)の春」を聴く。口笛のように親しみやすい音色で、軽快な演奏によくあっている。

(Youtubeに登録のMIJIloenに感謝)