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2011年11月25日金曜日

アルバム紹介:イ・ソンヒ 4集+5集(All That Masterpiece)

Daumミュージックは、イ・ソンヒの「4集+5集(All That Masterpiece)」(24bit-remastering版)について、チョン・イルソ(정일서)KBSラジオPDによるアルバム紹介を次のように載せている。

アルバム紹介

・今、ここで《オール・ザット・マスターピース、イ・ソンヒ》でまたよみがえった4集と5集を話すときだ。1988年2月に出された4集は、イ・ソンヒのディスコグラフィーでかなり重要な位置を占める。ここから、彼女の音楽が意味ある変曲点を迎えたためだ。

・ところで、その変化の端緒を説明する名前の一人がいる。まさに、ソン・シヒョン(송시현)だ。
1987年、「夢みるような世界(꿈결같은 세상)」のヒットで、名前を知られたシンガーソングライターのソン・シヒョンは、この時からイ・ソンヒのアルバム作業に参加し始めたが、4集LPのA面タイトル曲の「愛が散るこの場所」とB面タイトル曲「私はいつもあなたを」を含めて、全4曲が彼の作品だ。 二人の出会いは成功だった。ソン・シヒョン特有の感受性と叙情性は、イ・ソンヒの声とよく調和したし、以後も一時期、イ・ソンヒと一緒にすることになる。

・4集で最も熱い関心を集めた曲は、「美しい江山」だ。 韓国ロックの巨人シン・ジュンヒョン(신중현)の名曲をリメークした「美しい江山」に対する評価は、多少交錯するが概して編曲と演奏面においては余り高得点を得ていない。だが、この曲でさえもイ・ソンヒの歌唱力だけは非の打ちどころがない。しかも、その時までにしても大衆的にそんなに大きく知られなかったこの名曲が、イ・ソンヒのリメークによって多くの人々から愛されることになったので、その功労もまた小さいということはできないだろう。個人的には、4集でユン・テヨン(윤태영)作詞/作曲の「歳月は流れても」を最も好む。やさしくて平易なメロディを持ったこの歌は、たとえ大きくヒットできなかったが、ボサノバ風の洗練された編曲が直ぐに耳をとらえる曲だ。

・5集は1989年に出たが、イ・ソンヒはここでまた一歩進んだ面目を見せてくれた。アルバムのあちらこちらに社会性濃厚な曲を配置したのだ。「五月の陽射し」は、80年光州民主化運動の犠牲者たちの英霊を慰める曲であったし、「ひとしきり笑いで」もやはり時代的痛みをはらんでいる曲だった。直接的ではなかったが、歌詞の中に隠喩的に隠されたメッセージは、通常の民衆歌謡に劣らず深くておぼろなものだった。この他にも5集は、グループ「山びこ(산울림)」のキム・チャンワン(김창완)が作詞、作曲した二曲が収録されていて目を引くだけでなく、同年イム・ジフン(임지훈)によっても歌われた「お姉ちゃん」と、ハミングとナレーションが続く独特の雰囲気の曲「水仙(スイセン)」がそれで、キム・チャンワン特有の歌詞とイ・ソンヒのしなやかでしっかりした声が調和する「水仙(スイセン)」は多少実験的な曲だ。
・ソン・シヒョンは、4集に続き5集でも中枢的な役割をしている。アルバムの代表曲の「ひとしきり笑いで」と「冬哀傷」は、まさに彼が作った曲だ。

(Youtubeに登録のkoongkrに感謝)

昨日、新宿のコリアプラザに電話申し込みしてみたが、限定版のため入荷可能かどうかをあらためて連絡をもらうことになった・・・遅すぎたかな。こういうことは、インターネットで情報が出たとき、早く予約すべきだった。反省。

(本ブログ関連:"イ・ソンヒ 4集+5集(All That Masterpiece)")