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2011年8月4日木曜日

夏の歌

夏の歌やコマーシャルといえば、榊原郁恵の「夏のお嬢さん」(1978年)、宮崎美子の「MINOLTA X-7コマーシャル」(1980年)などがまず頭に浮かんでくる。健康的で明るく夏のイメージにピッタリして、そのうえ可愛らしかった。そんなわけで、NHKテレビの「地球ドラマチック」で、渡辺徹の声を聞くたびに、郁恵ちゃんの旦那さんと思ってしまう。彼が優れた役者であるにもかかわらず、郁恵ちゃんを優先してしまう。
さて、最近の夏らしい歌やコマーシャルにどんなものがあるのだろうか・・・よく知らない。

(Youtubeに登録のIKU8123Oyakata55に感謝)

ところで、朝鮮日報(Chosun Online)の記事「韓国のテレビ局、失われた夏」(8/3)は、夏のK-POP界やテレビ番組から、夏にちなんだ歌や怪談番組が流れてこない現状を紹介して、その理由を探っている。歌謡界について書かれている部分をピックアップすると、次のように記されている。
・夏は本来、K‐POP界やテレビ局にとっては見過ごせない重要なシーズンだった。『夏』(飛び石、1978年)、『旅行に出よう』(チョー・ヨンピル、85年)、『夏の中で』(デュース、94年)、『浜辺の女』(クール、97年)などは、その年の夏に大ヒットし、今でも愛されている国民的ポップス・ナンバーだ。・・・
・歌謡界の場合、バラード、トロット(韓国独特のノリがいい明るい演歌)、ダンスナンバーなど幅広いジャンルの曲が愛された90年代までは、ダンスナンバーは主に夏に集中してリリースされるものだった。しかし、2000年代に入り、芸能プロダクションが設定したコンセプトに合わせ、歌よりもダンスやビジュアルで勝負するアイドルが一年中ダンスナンバーを出すようになり、状況が変わったという。大衆音楽評論家のパク・チュンフム氏は「芸能プロダクションが韓国だけでなくアジア市場でも売れる曲を作るうち、歌詞そのものが単純になり、ストーリー性を持たせる必要がなくなり、季節を意識する必要もなくなってしまった」と説明する。