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2010年12月7日火曜日

あかつき

今年5月21日に打ち上げられた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の金星探査機「あかつき(PLANET-C)」は、本日午前8時49分から12分間エンジンを逆噴射して、金星周回の楕円軌道に入ったが、その後通信が一時途絶した。日本経済新聞の記事(12/7)は、次のように経過を報じている。
19:24> JAXAは7日午後7時、日本初の金星探査機「あかつき」が駒のように回転している状態にあると発表した。
22:11> (JAXAは)目標通り軌道投入できたかどうか公表できる段階にないと発表した。成否の判断は明日(8日)以降になる見通しだという。

「あかつき」も、「はやぶさ」のように直面した困難を無事乗り切って欲しい。現在、JAXAの研究者、技術者が果敢に取り組んでいるだろう努力のことは容易にわからないだけに、ただ成功を祈る。
明日の発表に良い結果を待つことにしよう。

(本ブログ関連:”金星へのメッセージ”)

(追記)NHK:ニュース


★★★★★ 孫が、ミカン食べる人?の声に、思わず手持ちのボールペンを口にする動画が届いた ★★★★★
★★★★★ 孫が、ボールペンを片手に、テレビを見ながらミカンを口に頬張っている動画が届いた ★★★★★

はけの道(小金井市)

asahi.comの記事「NHK、ユーチューブで番組配信 専用チャンネル開設」(12/6)によれば、NHKが放送した番組の一部を無料配信することになったと伝えている。
Youtubeに開設の専用チャンネル「NHK番組コレクション」を覗くと、「小さな旅」の過去映像から「小な旅 武蔵野がわたしにささやく ~東京都小金井市~」(放送日:1993年1月7日)が登録されているので、早速視聴した。

「小さな旅」は、日常に息づく風土、伝統、文化を穏やかに描くドキュメンタリー掌編である。地元の小金井市を描く際、コンセプトは武蔵野の自然と文化だったのだろうか。
日立中央研究所の池に水源を持つ「野川」沿いの段丘では、台地に浸透した雨水が、段丘の崖(通称:はけ)下から湧水する。ケヤキの林や湧水を縦軸に、この地に生活した画家、小説家、地元農家などを横軸に取材した落ち着いた作品である。今となっては選択に古風な感じがするが。

小金井市の住民大多数は、休日に「はけの道」や「野川」沿いを散策することはあっても、日常接しているわけではない。けれども野川にザリガニやトンボ採りに遊んだ子どもたちにとっては、この光景が心に残る故郷のひとつになることだろう。