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2010年5月12日水曜日

孫と風邪

今日の日付に変わっての夜中に、孫が風邪のため保育園を休ませるという電話があった。朝、孫の一日看病の応援に出向いた。休暇をとった息子と一緒だったので、少しは安心だったが、幸い病状は軽く、孫は思いのままに部屋の中を遊び回っていた。急激に回復したようだ。
父親がちょっと部屋から出て姿が見えなくなると、大粒の涙が孫の目にあふれた。どれほど心細い思いをしていたかを知る。すぐに戻って来るよとあやすことしかできない。そんな孫も、皆がいるときは疲れを知らない。看病するはずの大人が疲れ果てたのだから。
やがて夕方、仕事から帰った母親に孫は切ないほどに泣き、甘えた。それは安堵であり、愛情の求めであり、確認のようにも見えた。母親に優しく抱きかかえられた孫は、やがて心落ち着いた。
孫宅からの帰り際には、すっかり笑顔を見せるようになった。ただ玄関で少しぐずってくれたことが、なぜか嬉しかった。これからは、病気でも呼んで欲しいものだ。