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2010年2月12日金曜日

銀河鉄道の夜

今晩遅く、中央線の高架を見ながら自転車で併走したとき、追い抜く電車が一瞬轟音をたてることなく、窓明かりの列が滑るように走りぬける錯覚を覚えた。

そう、小学校低学年の息子と一緒に「銀河鉄道の夜」(1985年)のアニメを見たことを思い出したのだ。映像は全体に暗くかすみ、物語ネコが演じている不思議な映画だった。

ストーリーの中で、鳥を捕る場面の映像が随分と寒々と見えて、寒い季節の物語りのようにも思えたが、宮沢賢治の原作には季節が明示されていないため、Wikipediaは時期を「登場する星座から初夏から初秋にかけて」と推定している。
それでも銀河鉄道は、寒い冬の夜にも見えたりする。今度は、今晩病院のベッドで風邪と戦っている幼い孫と一緒に、このアニメを見たいと思う。

(YouTubeに登録のorikurayayoiに感謝)